就職活動の本当の話

違法ではないが内定取り消し?2chで話題になる炎上事例に学ぶSNS論。就職活動中はTwitterなどの使い方は気をつけよう

こんにちは。

突然ですが、就活生のあなたは「Twitter」や「Facebookは使っていますか?

私が就職活動をしていた時期は情報収集のために、特にTwitterを使っていました。

私の周りには「次でJPモルガン最終〜」とか東京海上最終でお祈りされた〜」といった自分の就活の状況を「実名で」細かく呟やいている友人がいました。

実はこれ、企業の採用担当者は見ています。

特に、面接が進むにつれて人事採用担当が「本当にこいつを採用して大丈夫なのか?」とSNSを検索し始めます。

なぜそんなことをするのかと言えば、学生の素の部分を知りたいと考えていたり、内定者がバカな呟きをして炎上すれば、あの企業はこんなバカな学生を取るような企業なのかということで企業の信用がガタ落ちする可能性もあるからです。

SNSの影響力はすごいですね。

では、使ってはいけないのか?と言えばそうでもありません。

むしろ、非常に有能なツールなので積極活用して欲しいと思います。

今回は、SNSの就活炎上事例と、どのように活用していくべきか?という点について書いていきたいと思います。

「どのように活用していくべきか?」の結論を最初に言ってしまうと、「偽名、顔出しなしで積極的に発信し自分の頭の中を整理しましょう」ということです。

では参りましょう。

SNS炎上事例(twitter、2ch)

まずは、あなたがSNSを活用して炎上しないためにも、過去の事例を把握しておきましょう。

最近は随分減りましたが、以前はTwitter騒動がよくありましたね。

「三越伊勢丹」や「三井物産」の内定者などの事件が思い出されます。

三越伊勢丹内定取り消し

例えば三越伊勢丹の例では、内定者の立教大生の男子が以下のようなツイートをしました。

立教性がレイプねー。別に悪いと思わないね。皆同じようなことしてんじゃん。飲み会で勢いでキスしちゃったとかと変わんねーよクソが。女がわりー。

参考:・三越伊勢丹の内定者のツイッター&取り消し事件(2011年)とは

このような発言が瞬く間にTwitter上で拡散されました。

その後、立教男子がまさかの応戦を開始。

ツイッターは言いたいことを言う場所。言うこと気にすんならやめろよ。見たくなきゃフォローしなきゃいいし関わらなければいい。バカばっかだな。

ここでノックアウトですね。過去のTweetも「俺様系」だったらしくそちらも拡散され、アカウント削除に追い込まれました。

内定先の三越伊勢丹には抗議電話が殺到し、内定が取り消されました。

本来大企業であればこのような炎上が少し起こった瞬間に火消しするもんなんですが、インターネットの拡散スピードには追いつけないんですし、この頃は内定者のTweetなんて追いかけていなかったんですよね。

あの総合商社の内定者も炎上

三井物産の内定者だった慶應大学の女性も炎上してしまいましたね。

電車でおじいさんの顔を撮影し、「歯がありません」とTweetし、これが炎上しました。

彼女の場合は華々しい大学ライフを送っていたため、Twitter民が妬みの意味も含め、炎上させたのだと考えられます。

内定取り消しになったかどうかはわかりませんが、会社と大学に迷惑をかけたのは間違い無いですね。

しかも未だにネット上に当時の炎上が残っているのは本人としてもかなり嫌なものであることは間違い無いでしょう。

本件はたぶん普通の学生がやっても炎上しなかったんじゃないかなーと思いますね。

参考:・【Twitter】「歯がありませんw」 ミス慶大・三井物産内定の浅倉友里子がじいちゃんを無断で撮影

内定者になった学生が、こんな事件を起こしてしまうと企業としては困ってしまうので、人事担当者は特に注意して就活中の学生のSNSはチェックしているんです。

すでに上記でも触れましたが、私の友人があるメーカーの面接を受けている時、「面接5人の集団面接かよ」「慶應生だらけでワロタwww」とか呟いていたところ、同社よりおまえ、面接の詳細呟いてんじゃねえぞとお叱りを受け即落選してました。

メガバンクに内定した友人も、Twitterで引き続き就活をしている様子を呟き続け、銀行の人事より「おまえ就活終わりにしたって言ってたよな?」とお叱りを受けました。

ですので、SNSは「実名」「顔出し」で利用しているのであれば常に誰かに監視されていると考えた方が良いでしょう。

生き辛い世の中ですが、ここは注意しなければなりません。

一番監視を受けているのが「アナウンサー」でアナウンサーを目指す学生は「キー局」「地方局」と併願するのが基本ですが、最終面接が近くなるとなんと企業が派遣した探偵」がつきます。

想像してみてください、コナン君に常に見張られている状態ですよ。SNSどころの騒ぎではありませんね。

かといって、呟きさえしなければ偽名のアカウントでもなんでも作って特にTwitterは情報を収集するのに便利です。

以上の炎上事例に学び、「顔出し」「実名」でのSNSも良いですが、せめてプライベートアカウントにし拡散されないようにはしましょうね。

次の章では就活におけるTwitterの活用方法について学んでいきます。

就職活動における正しいTwitter活用方法

SNSにはFacebookmインスタグラムなど色んなものがありますが、今回はTwitterに絞って活用方法を学んでいきましょう。

これから説明しますが、就職活動では以下の「2つ」の方法を取るのをオススメします。

活用方法①:先人に学ぶ

就職活動で良い対策方法、意見をくれるのは志望業界の内定をもらってその企業で働いている人ですよね。

Twitterでは就活生を対象に文章を書いてnoteを売っている人も多く、「OB訪問」とその「note」で学び続ければ就活情報戦ではある程度勝てるものと思います(情報の見極めは大切です)。

例えば商社を目指す学生であれば総合商社の中の人、イシコさんをフォローしておけば商社志望動機は簡単に作れるようになると思いますし、イシコさんはnoteを売ってますよね。安いですし、これくらいは投資しても良いでしょう。


他業界でまさに現役で働いている人も もTwitterで情報発信している人は多いので積極的にフォローし、必要あれば失礼のない態度でDM(Twitterのダイレクトメッセージ機能)で質問するのもありかと思います。結構答えてくれるものですよ。

私はDMで話を聞かせてください、とお願いしたのですが、会うのは断られてしまいました。

しかし、1週間にわたり私の相談に返信してくれ、大変有意義なものとなりました。ESの添削までやってもらいました。

活用方法②:発信して頭を整理しよう、志望動機を深掘りしよう

あなたは普段どのようなTweetをしていますか? 他愛のないことでも構いません。思ったことを呟く、これが発信です。

しかし、就職活動中に呟く内容は気をつけましょう、という話は前述した通りです。

ここでいう発信は、あなたが志望する業界の人がTweetする内容に「積極的にコメント」をすることです。

例えば、あなたが広告業界にいきたい、と考えているのであれば、30人くらい広告業界の人をフォローしましょう。

そして毎日必ず5回ほど、広告業界の人がTweetした内容についてコメントをするのです。

コメントをすることによって、自分が本当に広告業界を志望している理由が見えてくるはずです。

熱いコメントを返していれば自分は本当に志望しているのだな、と自覚できるはずだからです。

また、もしかしたらコメントを貰った広告業界の人がリツイートしてくれたり、コメントを返してくれたり何かしらの反応をしてくれるかもしれません。

その反応を見ることで、あなたの知らない広告業界の側面をしれたり、あなたの頭の中の志望動機が整理され、強固なものになっていくのです。

面接でも「この学生はうちの業界をよくわかっているな」と評価されるでしょう。なんせリアルタイムに広告業界の人が考えていることを毎日チェックし、考え、コメントしているのですから。

私はというと、総合商社を志望していたので上記で紹介した「総合商社の中の人」にコメントをひたすらぶつけていました。

今では商社アカウントは増えましたが、当時は全然いなかったんですよね。

ですが、今はサラリーマンの人も匿名でアカウントをどんどん所有する時代になりましたので、あなたが志望する業界のTwitterアカウントは確実に見つかるでしょう。

他にも、面接が終わった後などに感じた感想、どう対策するべきかを呟いていくことも有益になります。

その呟きは、記録に残りあとで見返すこともでき、「反省すべきこと」を何度も見返すことができるからなのです。

まとめ

上記では炎上事例とTwitter活用方法についてお話をしてきました。

最後に念押ししますが、Twitterを積極活用する場合は絶対に匿名アカウントでコメントなどはするようにしましょうね。

また、面接の後に感じたことも企業から特定されるような文章は打たないようにしましょう。

これだけ気をつけていれば問題ありません。

就職活動の全体的な対策方法については、私の就活経験、OB訪問のヒヤリング結果から作成した記事がありますので、そちらでもあなたの力になれると思いますのでぜひ覗いてみてください。

『最強の就活』大企業の内定をのび太くんでも獲得できる5ステップ

それではあなたの成功を祈ります。

以上、違法ではないが内定取り消し?2chで話題になる炎上事例に学ぶSNS論。就職活動中はTwitterなどの使い方は気をつけよう…でした。


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