本当のことしか言わない転職・キャリア論

商社マンが転職すべきスタートアップ企業とは?「シード・アーリー・グロース」どのステージがベストなのか。

【超売り手商社マンが転職すべきスタートアップ企業とは?場?】転職はいつでもできるからもう起業は怖くない?

こんにちわ。

以前から私は商社マンの転職について色々と書いていますが、最近ではスタートアップ企業に転職したいという商社マンに会うことが増えました。

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私自身、総合商社からスタートアップ企業に転職しましたが、これからスタートアップ企業に転職を目指す方はその企業が自分を求めている段階なのか?を見極める必要があります。

今回は、スタートアップ転職について詳しく書いていこうと思います。

スタートアップを目指すなら、その企業のステージを認識するべし

スタートアップには大きく分けて「シード」「アーリー」「グロース」の3つのステージがあります。

第1段階 / シード期

いわゆる「準備」の段階がここにあたります。コンセプトやビジネスモデルはあるのだれど、具体的な製品(プロダクト)やサービスに落とし込めていないという段階です。事業計画書は作ってあるが、まだ会社という法人にしていなかったり、試作品(プロトタイプ)や見本のレベルまでに到達していないところです。そのため、資金需要はそれほどありません。けれども、人件費やマーケットの調査費用、法人設立の登記費用など、資金が必要になる場合は色々とあります。この段階は、「ビジネスが具体的に進められるのか?」、「ゴールするまでの計画は完璧なのか?」を試行錯誤して進めていく必要があります。

第2段階 / アーリー・スタートアップ期

会社設立後、立ち上げた事業が軌道に乗るまでが、この設立から5年程度の時期です。
当然のことながら、会社としては赤字です。けれども、通常の事業活動を進めていく上で、必要となる運転資金や設備投資の資金が当然として必要になります。特許権などの知的財産を活用する、研究開発型(大学発ベンチャーなど)のベンチャー企業としては、それらの取得費用も必要となります。また、他社のそのような知的財産権を使用する場合、そのライセ ンスの使用料も必要となります。さらに、プロモーションなどが必要となる場合は、販売促進費(販促費)も必要になります。
この時期、資金を提供してくれる者としては、通常、経営者自らが拠出するか、その兄弟・家族・友人などです。いわゆる「スイートマネー」といわれるものがこれにあたります。けれども、キャッシュフローがこの時期はマイナスなため、追加で出資を実施するか、融資を受ける必要があります。日本政策金融公庫など公的に近い金融機関でならば、融資に応じてくれることもありえるでしょう。しかしながら、会社の事業リスクがとても大きいため、「出資」という形での資金提供がが中心となります。また、ビジネスプラン自体が良ければ、エンジェル投資家と呼ばれる個人投資家や、ベンチャーキャピタル(VC)が出資してくれることもあります。

第4段階 / グロース・ステージB期

・サービス・製品にユーザーがある程度いる
・収益モデルの仮説が検証され始めている
・そこそこの人数のチームがある

引用:【スタートアップ用語解説】シード、アーリー、グロースの違いとは?

さらに細かい分類がありますがそちらが気になる方は引用記事の内容をご覧ください。

転職を考えている間は、スタートアップの定義をあまり理解していない人は多いです。

私自身も転職エージェントと話してその内容を聞かされ、なるほどと思ったものです。

題名で商社マンが行くべきスタートアップは?と書きましたね。

それは、アーリーステージです。

私がスタートアップにジョインしたのもアーリーステージでした。

なぜ商社マンはアーリーステージがベストなのか?

商社マンはアーリーステージがベストだと書きましたが、正確にはアーリーステージではないと活躍が難しいんです。

スタートアップを目指すのはだいたい20代前半から30歳くらいまででしょう。

その間、商社は基本的に異動が多いので何か問題が起きた時のトラブルシューティングには長けているので、アーリーステージではとても重宝されます。

毎日が起きる問題との戦いですからね・・・。

しかし、それ以降のステージになると、組織ができ始め、それぞれの分野のプロフェッショナルが必要になってきます。

そこで基本的に専門性のない商社マンは求められません。

ですので私自身、アーリーステージのスタートアップにしか面接を受けていませんし、それ以降のステージを受けていたら多分オファーは貰えなかったでしょう。

私の周りでも、アーリーステージにジョインした人は何人か見かけますが、グロースなどでジョインした人は知りません。

もしいたら紹介してもらいたいです、なぜオファーを貰えたのか(笑)

但し、商社での管理部門経験がそれなりに長ければ(5、6年以上)、資金調達完了後のアーリーステージ後半にCFOとしてのスタートアップジョインは可能です。

Rettyの奥田さんなんてその典型例ですよね。

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スタートアップ系に強い転職サイト

もしあなたがスタートアップに転職するのであれば、その企業のステージを認識することが大切だと述べました。

そこで、スタートアップのステージを把握するためのサイトを紹介します。

私自身、情報収集のために活用していました。

Green

Greenは従業員数、設立年数がトップページでパッと見れるので非常に捗ります。理念についても詳しく書いてありますので、あなたがイメージしている理念と一致しているのであれば転職先候補に入れていきましょう。

企業からのリアクションもよく、話を聞くだけでも会ってくれる場合が多いです。

Geekly

書類選考がなぜかGeeklyを通すと通過する、とよく聞きます(笑)こちらもスタートアップ、ベンチャーの求人が多く、情報収集には役立つでしょう。

Wantedly

Wantedlyは積極的にスカウトメールを送ってくれますし、面接本番前に一度その企業で働いている方と面談して話ができます。

オフィスに訪問できるのでその職場の雰囲気を感じ取ることができます。

あとは企業ページにどのような経歴の人が働いているのかもわかるので、なんとなくどういった人材を必要としているのかがわかります。

ネット上でなんとなく情報は把握できますが、やはり複数の転職エージェントに状況を聞いてみるのと、実際にその企業の方と話をしてみるのが一番でしょう。

僕の周りの大企業出身の人の話を聞くと、スタートアップにジョインするのは結構ハードルがあるそうです。

そもそも文化が真逆ですからね。

生半可な気持ちで受けるのであれば、コンサルやメガベンチャーに行くのが無難でしょう。

確実にスタートアップに行く方法は、とりあえずリクルートに入社し経験を積みましょう。(笑)

リクルートについては、また他記事で書きたいと思います。

以上、商社マンが転職すべきスタートアップ企業とは?「シード・アーリー・グロース」どのステージがベストなのか。…でした。


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