転職にはスキルが必要だ、専門性が必要だ、
色々あると思います。
数あるスキルの中で、一体何を伸ばすべきなのか?
悩む人はとても多いと思います。
私個人の意見では、最も最強、且つ一生食うに困らないスキルは「営業」であることは間違いありません。
営業と言っても、日系企業の総合職が従事しているような関係者間の調整やなんちゃらソリューションと言われるような営業はここでの営業とは異なるものであることはご理解ください。
ここでいう営業は「ものを売ることができる」営業を指しています。
それでは、一生困らないスキルである営業力をつけるにはどうすれば良いのか、
敏腕営業マンはどのような特徴があるのか、などを紹介していきます。
「どのスキルをつければ良いかわからない」
と迷っている人は、営業の道も検討してみるのも良いのではないでしょうか。
Contents
売れる営業マンの特徴とは?
私個人の感覚ですが、売れる営業マンの特徴としては、大きく以下の4つです。
- 気遣いができる
- 論理的に商品の説明ができる(メリット・デメリットを教えてくれる)
- 安心感を与えてくれる
- 最後の「オシ」が強い
さりげない気遣いでわかりやすく、商品を説明し、
買った後に後悔するのでは?というお客さんに安心感を与え、
最終的にはさりげなく強いオシで成約を決めていきます。
マーケティングなどで集客したり、そもそもの商品を開発したりと、
商売はいろんな人が密に関わり、売り上げを上げていくものですが、
最後のこの「営業マン」がお客さんを説得してお金を出してもらえなければ、
はっきり言って売り上げは一切立たないのです。
営業という仕事は、商品が異なっても汎用性のあるスキルですので、
営業力のある人間を必要としない会社もなく、一生安泰と言えるくらいの強力なスキルです。
高い営業力を持つ人はどのような会社にいるのか?
基本的には金融機関に営業力が高い人材が多くいます。
例えば証券営業マン、生命保険の営業マンなど、B to C領域では最強と言える営業力でしょう。
証券マンは富裕層など個人からお金を預かったりするために、気遣いはもちろんのこと、
資産を守りたいと考えているお客様に安心感を与え、最後は納得してもらうところまで、
華麗に営業をこなします。
生命保険は基本はお客様は富裕層ではなく一般の人が多いですが、
ひたすら営業の数をこなしますので、営業力はどんどん高まっていきます。
B to B営業でいえば、これは圧倒的にベンチャー企業の営業社員です。
総合商社や銀行なども法人営業が強いのでは?と思われがちですが、
すでに会社の看板が大きすぎるため、また営業がうまくいっても報酬は変わらないことからそこにインセンティブはなく、
会社名だけで仕事をとってこれてしまうことも多々あり、営業力は私の経験則からもかなり低いです。
しかし、ベンチャーでB to Bビジネスをしている企業の営業は、
主に高単価な商品を自分の会社のことを知らない企業に紹介し、
取引をしてもらうところまで死に物狂いですので、結果的に法人営業力も飛躍していきます。
まだ社会人経験が浅い、大企業にいる人は営業力をどのように高めるべきなのか?
大企業にいては会社の看板があるので営業力はつきにくい、という話をしました。
しかし、会社に入社して最初の2、3年は大企業からも得るものがあるのです。
社会人としてのマナー、礼儀はもちろんですが、
本当に大事なのは実は「雑用」なのです。
「雑用」こそが営業力を高めます。
上記で優秀な営業マンの特徴は以下の4つであると話をしました。
- 気遣いができる
- 論理的に商品の説明ができる(メリット・デメリットを教えてくれる)
- 安心感を与えてくれる
- 最後の「オシ」が強い
この中で、最も重要なのは「気遣いができる」なのです。
気遣いができなければそもそも営業トークを開始しても相手が話を聞いてくれない可能性すらあります。
そして、この気遣いこそ、大企業での日々の「雑用」で磨かれるのです。
例えば、あなたは上司からコピーをとってくれと言われ、嫌嫌で適当にコピーしていませんか?
コピーした後、複数枚であればピンでまとめる、大きい紙だったら見やすいように折る、
一緒にランチやディナーなどに行った時に、率先して店員さんを呼んだり、
上司の空っぽになったコップにお酒を注いでいますか?
一見馬鹿らしい、と思われるかもしれません。
しかし、相手がお客さんの時に、このようなことをサラリと違和感なくできなければ、
あなたの営業はうまくいかないでしょう。世の中そんなものです。
ちなみにこのような雑用は誰でもできる訳ではなく、相当に意識して磨き上げなければならないことです。
向いていないと考える人は営業スキルを身につけること自体、諦めた方が良いと思います。
営業力を一気に飛躍させるには、魅力のあまりない商品を高単価で売るビジネスを経験するべき
さて、残りは以下の3つですね。
- 論理的に商品の説明ができる(メリット・デメリットを教えてくれる)
- 安心感を与えてくれる
- 最後の「オシ」が強い
この3点は、「場数」によってしか身につけることができません。
上記の雑用で「安心感」は多少関わりがありますが、
敏腕営業マンの独特な「安心感」を醸し出すオーラを発するにはやはり経験が必要です。
一気に営業力をあげるのであれば、
「高単価」「魅力の弱い商品」を営業して成約を得るという経験をするのをオススメします。
基本的にこのような営業経験が積めるのはベンチャー企業になってしまいますが、
即効性は強いです。
どうしてももう少し安定した環境で営業力を高めたいというのであれば、
某外資系の生命保険会社など、自身の成果によって報酬が変動するような業界、職業につくことをオススメします。
私自身、ベンチャー企業でB to Bの営業を経験してきましたが、
最初は鳴かず飛ばず、半年ほどは手ぶらで会社に戻り、苦しい思いをしたものですが、
根気よく、営業数を増やしPDCAを回した結果、成約数は飛躍しました。
かなり即効性がありましたので、本気で営業スキルを身に付けたいという人は、ベンチャー企業への転職も視野に入れておいて良いかと思います。
まとめ
今回は、一生食うに困らないであろうスキル、営業について語ってきました。
どのスキルをつけるかまだまだ迷っている、という人であれば、「営業」こそどこにいっても困らないものですので、オススメします。
以上、一生困らないスキルといえば営業・売れる営業マンの特徴とその身につけ方は?…でした!