本当のことしか言わない転職・キャリア論

稼ぐ力・専門性・スキルを得たい人は大企業は向いてないよ、というお話

稼ぐ力・専門性・スキルを得たい人は大企業は向いてないよ、というお話

 

私が総合商社に勤めている時に、多くの社員が、

「いつかはスキルをつけてキャリアアップしたい」

「いつかは独立したい」

という話をしていました。

しかし、20代中盤になる頃、現実に気づいて早々に他企業へ転職をしていく姿を見てきました。

もちろん、そのまま転職も独立もせず、会社に留まる人も多くいましたが、

意識の高い人は総じて大企業勤務は向いていない、ということを実感してきました。

今回は、なぜ意識の高い人は大企業勤務に向かないのかを経験則から解説をしていきたいと思います。

本当にキャリアアップ・独立をしたい人は大企業は合わない

仕事ができるようになる過程というのは、

実は頭の良し悪しではなく、実際の実務経験とモチベーションによるものが大きいです。

例えば、この業務をやれば明確に自分が理想とする姿に近づくことができる、

この業務を達成すれば報酬が増える、

などなど、成果の結果が見えている状態であればモチベーションが続くものです。

しかし、大企業は組織が大きくなるに従い、分業化が進み、

自分が得たいスキルに直結しない業務に携わることも少なくありません。

大企業に勤務している場合の業務イメージは以下の通りです。

大企業の分業体制

日々の業務を思い返してみると、キャリアアップや独立に全くプラスにならない業務に忙殺されていることは多々あります。

業務に慣れてきて、余裕が出てきた頃にこのことに気づき、

独立、キャリア思考の強い大企業会社員は退職していくのです。

なぜこのようなミスマッチが起きるかというと、

大企業がセミナーなどで宣伝する内容は華々しいプロジェクトの話ばかりで、

実際の業務内容に関しては一切触れないことが原因となっています。

また、決裁権を持てるのが50代以降であることも大企業はほとんどで、

そのことを明確に伝えず、とりあえず優秀な学生を入社させ、

福利厚生で満足させ、会社を辞めにくくしていく戦略を取っているのが通常です。

この戦略は悪でもなんでもなく、私自身も大企業の経営者であれば全く同じ戦略をとります。

優秀層をとりあえず入社させ、洗脳していく方が企業は儲かるからです。

しかし、そのことに気づいた優秀層は早めに見切りをつけて退職をする、

という流れが昨今は急速に進んでいます。

「仕事ができるようになる」というのは「できることを増やしていくこと」だけど、意味のある「できること」を増やしていこう

以下の図を上記でも使用しましたが、この日々の仕事が、

どのようなスキルになるかというと、

「所属する会社で生き残る力」は文句なくつくと思います。

大企業の分業体制

しかし、弱点としては転職をする際や、独立をする際に役に立たないスキルであることも多く、

またローテーションなどで深掘りさえできていないことも多いので、

大企業に安住する気のない人には厳しい状況に陥ります。

まず、「理想の自分」を定義することも難しいのですが、

理想の自分を実現している人は、難しくでも頑張って理想を設定し、

その自分になるべく行動に移していっています。

だからこその結果なのです。

できれば理想の自分は何を持っているのかの指標が数字で測れれば良いですよね。

就職活動のように、その場のノリだけで内定、不合格を出すのは企業と応募者のミスマッチングを起こしてしまいます。

最近は影響力を測るためにSNSでフォロワーの数が注目されていたり、

ITマーケティングが得意とするのであればサイトを見せて実際にPV数などを見せてアピールすることもできます。

しかし、大企業の仕事ですと、大きなプロジェクトに携わっても、

それは本人の成果なのかどうかの判断が難しく、

外資系企業やベンチャー企業への転職ではなかなかプラスに働くことはありません。

大企業勤務の人で、会社を退職してキャリアをあげたい、独立したいと考えている人は、

まずは理想の自分を設定した上で、自分の身を置く環境を転職などで変えなければ、

いつまでも同じような毎日を過ごし、悩む日々が続くでしょう。

以下のような日々を、とにかく「積み重ねる」ことが大事なのです。

転職後のイメージ(スキル獲得)

毎日の仕事を理想の自分に近づける仕事をしていくだけで、

それは大企業勤務時代と比べると恐ろしいほどの成長と意欲を感じることになります。

そして、勤務年数がそのまま独立後の「実績」とすることもできるため、

スキル、専門性を高める転職はプラスしかないのです。

大企業勤務は福利厚生が充実しており、

仕事もそこまで忙しくないので非常に心が落ち着きますが、

最近ではそんな時代も終わりを迎えつつあります。

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独立思考、キャリアアップ思考の強い人というのは、

意識が高いというよりも、大企業に自分の身を委ねるということにとても不安、リスクだと考えている人がとても多いです。

もっとやりがいのある仕事を、年収を、というよりも、

リスク回避のために動いている人の方が多く、

そのリスクに気づいていない人がまだまだ大企業は最高である、

と神話を信じているような気がします。

まとめ

専門性、独立をするためのスキルなどを得るには、

毎日の業務経験が本当に理想の自分に近づくためのものとなっているのかを見直す必要がある、

という話でした。

日々の積み重ねは非常に重要です。

1年経過するだけでも、転職をしてスキルをつけることに注力した人と、

大企業で細切れな業務を担当している人とで、

成長の度合いは凄まじいものになります。

人生、と考えても、無駄な時間はできるだけ使いたくないものです。

以上、稼ぐ力・専門性・スキルを得たい人は大企業は向いてないよ、というお話…の話題でした!

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