本当のことしか言わない転職・キャリア論

大企業を辞めるのはもったいない?退職・転職してスキル開発で失敗しないキャリアを歩もう

大企業を辞めるのはもったいない?退職・転職してスキル開発で失敗しないキャリアを歩もう

 

長くて辛い就職活動を終え、大企業の内定を獲得し、

職場でバリバリ働いているあなたも、

昨今の転職市場の流動化、

大企業安泰の時代は終焉を迎えようとしている中、

自分の今後のキャリアに不安は抱いていないでしょうか?

 

「このまま大企業にいて成長できるのだろうか」

「転職している人たちはどんどん上のステージに上がっていっている気がする」

 

時代は大企業で年功序列で給料が上がるのを待ち、

老後は退職金と年金を受け取り悠々自適に過ごす、

という考えで大企業に勤めるのはリスクが大きく、

個々がどんな企業でも生きていける「スキル」が必要な時代になりました。

 

また、スキルを持っている人は独立起業をしたり、

フリーランスとして今後も活躍していく流れとなっており、

この流れは加速するばかりで今後も止まらないでしょう。

 

しかし、せっかく入った大企業。

簡単には辞めたくないし、まだまだ年功序列で自分が定年するまでは大丈夫では?

と考えている方に向けて、

そもそもなぜ大企業で働くことはリスクなのか、

大企業を出てどうすれば良いのか、

という点を掘り下げて解説していきたいと思います。

 

大企業で定年退職:みんなの「理想のキャリア」はもう崩れてきている

◆大企業勤務「安定」の崩壊

あなたが大企業で働いている理由、それはなんでしょう?

ここには様々な理由があると思います。

「憧れの企業で働きたい」

「やりがいのある仕事をしたい」

「社会ステータス」

「高い給料」

「安定」

「福利厚生」

などなど、大企業勤務は魅力いっぱいですよね。

 

あなたが大企業で働いているのは、

高度経済成長期や日本バブル崩壊などを経験してきたあなたの両親の影響(価値観の共有)も大きいと思います。

基本的に、以下のような人生プランが最も安定的で、幸せな人生を送れるとされていました。

  • 偏差値の高い大学に入り、
  • 大企業に入って、
  • 結婚し安定した生活を営み、
  • マイホームを35年ローンで買い、
  • 60歳で退職金を貰い、
  • 年金で悠々自適な老後を過ごす。

 

2000年に入る前は、

このように人生設計をすることは正しかったと私も思います。

しかし、現代では転職活動の幅も広がり、

インターネットによる情報格差も減り、

一人一人が自分のキャリアを自由に設計できる時代になりました。

 

加えて、大企業の度重なる粉飾決算など問題が起き、

社員のリストラや、AIに大企業の仕事の多くを奪われることが予想される中、

やはり、自分のスキルをつけることが最も安定の道であることに、

多くの若手社員は気づいています。

◆なぜ大企業は安定、安泰ではないのか?

 

大企業が安泰でない理由として、

最近の事例ではJALの破綻に始まり、

NECは業績不振で多数のリストラを実行、

シャープは台湾企業に買収され日本人社員の待遇の見直しがなされ、

2011年の東北大地震で東京電力も大変なことになりましたし、

大王製紙、カネボウ、東芝は粉飾決算で問題に、

神戸製鋼はデータ改ざんなどが明るみになりました。

とてもじゃないですがずっと安泰とは言ってられないですし、

これからも大企業の問題はこの情報社会ではどんどん出てくるでしょう。

◆大企業ではなぜスキルがつかないのか?分業の落とし穴

私自身も親の影響も大きく、大企業に入社するのが正解だと信じ込んでいました。

しかし、実際に大企業で働いていても、「稼ぐ」力がつかないのはもちろんのこと、

やはり大きな組織で働くことになると、

「分業」、つまりその組織でしか役に立たないスキルしか身につかなくなることを実感し、転職を決めたのでした。

 

もしあなたの勤めている、世間では大企業と言われる会社が倒産の危機、

または倒産は免れたものの、あなたが40代、50代を迎えた時に「リストラ」など社員を積極的に解雇する未来を想像してみましょう。

大企業という大きな組織で、「分業」しかしてこなかったあなたは、

どこでも転職できる人材だ、と自負していますか?

 

何が起きるのかわからない、まさかうちの会社が・・・それが現代です。

未来は誰も読めないものです。

例えば、マクドナルドは30年かけて世界展開をしてきましたが、

スターバックスはわずか5年で大規模な世界展開を実行しました。

 

日本の銀行も合併に次ぐ合併を重ね、今の3メガバンクになりました。

ちなみに最後の銀行の合併は2000年台と実は最近です。

事業環境は急速にスピードアップしており、時代に適応する力が求められているのです。

 

例えば、

大企業倒産の可能性を、

大企業経営陣の「IT活用意識」に焦点を当てて言えば、

今は1次情報、つまりまさに現場で起きている事態をインターネットで拾える時代になっています。

SNSを使わない大企業の経営者よりもTwitterなどを積極的に使う若者の方が一次情報を把握するのは早いです。

例えば大地震が起きた時、その瞬間にTwitterでは現場の悲惨な状況の写真が拡散され、

SNSを積極活用する経営者はどこの大企業よりも対応が早いですよね。

ここで例えば、日本政府はこの間どのような対応をしていたのでしょうか?

日本の総理大臣は部下から上がってくる報告書を待っている状況で判断が遅れ、

適切な対策ができないまま、2011年の震災では死者がどんどん増えていきました。

100歩譲って、日本政府は「公式見解」を出さなければならないので、

経営者がツイートするスピードに追いつけないのは理解できますが、

ではビジネスをやる上で経営者が第一次情報に関心もなく、

部下からの報告書を待つ状況が普通、という会社があったら、

将来、その企業は成長していくのでしょうか?

また、社員もSNSが使えればよいのですが、

企業のReputation Risk(評判ガタ落ち)を恐れ、SNSの使用禁止を命じている会社もまだまだ山のようにあります。

私の前職も禁止でした。

 

今後、IT活用を始め、時代に適応できない古い考えの経営陣がいる企業は必ず衰退していきます。

そんな大企業で教育される若者が将来はまた年功序列で、

出世争いに時間を使って経営者になります。

そのサイクルが回り続ける限り、

すでに経済成長が終わり少子高齢化となってしまい市場の後押しがない状況である日本では、

時代に適応することが必須であり、

優秀な若者が経営するベンチャー企業との競争に晒される限り、

未来は明るくないと考えても想像に難くないでしょう。

◆30代前半までは転職してスキルをつけることが重要・大企業を辞める勇気を持とう

まだまだ30代前半までの社員であれば、

このような未来が訪れることを実感し、

早いうちにどこにいても生きていけるようなスキル(=どの企業でも働けるスキル、または稼ぐ力)を早期に身につける意識があるかどうかがこれからは重要になります。

(反対に、35歳以上の人は、現在の企業で逃げ切った方が良いです。すでに手遅れであることが大半です)

 

大企業の人材育成が「ローテーションの回転を早くし、中途半端なゼネラリストを量産する」という現実がありますよね。

ローテーション自身は実は悪くないのです。

新たな分野(部署の仕事)の知識を身につけることができますし、

それを繰り返すことで新たなことを学ぶスピードはどんどん上がっていき、

それもスキルの一つとしてみなして良いでしょう。

 

しかし、ローテーションで中途半端な意識で配置され、

中途半端にスキルを身につけ異動を重ねることが一番問題だと思います。

あなたは確立されたスキルを大企業で得ることはできていますか?

自信を持って言えるスキルがないのであれば、転職を考えた方が絶対に良いです。

大企業勤務で最も無駄な時間:社内政治・派閥争い

上記で大企業では、

「分業」

「ローテーションによる確立したスキルがつけられない」

という2つの弱点を指摘してきましたが、

もう一つ大きな弱点、大企業勤務のデメリットがあります。

それはどうしても35歳を過ぎてくると社内で翻弄されてしまう「派閥争い」です。

あとは地方のどうでも良い管理職、としての左遷などですね。

 

評価制度も、外資系であれば結果がすべて(多少の社内政治はありますが)なのでその結果を出すために頑張って業務遂行レベルはどんどん上がっていきます。

しかし、日系大企業だと社内で上司に媚を売る時間がかなり必要になってきます。

 

このような派閥争いなどで社内政治に時間を使ってしまう環境にある企業で、

優秀な経営者はなかなか出て来ないものです。

 

村上ファンドの村上さんの著書「生涯投資家」でも以下のような記述がありました。

現在の経営者にも当てはまる点だと思いますし、

現代でもこのような経営者が率いる会社が今後生き残っていけるかは甚だ疑問です。

人心掌握だけが得意な経営者を次々と生み出す必要はないのです。

実際にお話をさせていただくと、財務数値についてよくわかっていない経営者が予想に反して多かった。売り上げや利益の収支は把握していても、その積み重ねであるバランスシートについてはあまり気にしておられず、数字が頭に入っていないのだ。

多くの経営者と話をするうちにわかったことは、特段のポリシーもないまま、過去からの経営方針を「なんとなく」引き継いでいる企業がほとんどだということ。

日本企業は本当にこれでいいのか、このままではグローバルな競争に負けてしまうのではないか。経営者は何を見、何を目指して会社を経営しているのだろうか、と私は強く危機感を持ったものだ。

私が会った経営者の多くは、このように会社の財務数値や事業計画について明確な方針やポリシーを持っていなかった。しかしみなさん一様に穏やかで教養があり、コミュニュケーション能力に優れ、人心掌握に長けていた。

大きな企業の役員になるということは、業務執行能力の高さだけでなく、社内の昇進競争を勝ち抜きながら人望を集め、社長によって役員に任命されることを意味している。

日本では今でも、今の社長が次の社長を選ぶ、すなわち経営者が次の経営者を指名するのが一般的だ。こんな慣習の下では、役員の方々の素晴らしい能力が、彼らに経営を委託している株主にではなく、自分を役員に選んでくれた社長の意向に沿うことのみ費やされてしまう。私は非常に残念に思った。

引用:生涯投資家

大企業勤務だからこそ起こる、意思決定ができない病

あなたは今の職場で自分の意思決定をできるポジションにいますか?

ほとんどの業務で上司の承認が必要なはずです。

意思決定をする機会がないというのは、

それだけ本気で取り組めず、

失敗した時に反省する度合いも小さいので成長機会はかなり奪われています。

そもそもですが、大企業は意思決定が遅いです。

1つのビジネスを作るのに稟議書やら報告やらに時間を掛け、

「みんなが幸せになる方法」

を模索します。

ここに掛けられている時間に特に実力が最も伸びるであろう時期の若者は損害を受けます。

稟議書ドラフトアップ、報告書作成、上司とその上司のスケジュール調整、etc。

 

大企業は個人の個性を抑え平均化する人事システムです。

これは必ず仕事や給料に差が出ないよう、

また昇格も平準化し、腐る社員が出ないようにしています。

それを逆手に、

「この給料や福利厚生で会社を辞めるわけがない」

と高を括った人事戦略を実施する企業もあったりします。

3年くらいは希望ではない部署にまわされても、辞める訳ないだろうといった感じです。

それに耐えて頑張る社員が後から美談のように話す光景を見てなんだかなぁと思う次第です。

意思決定による修羅場経験だけは、

大企業勤務では獲得できないものなのかもしれませんね。

大企業を辞めたいと思ったら?

大企業勤務であっても、

時代の変化に対応できる、スキルのある人材になっておかないと、

この時代は何が起こるかわからない、

自分の能力を高めることを最優先にすることが最も安全である、

と警鐘を鳴らしてきました。

ここからは大企業に勤めている人は実は様々な選択肢があるんだよ、

と違う観点からサラリーマン生活について書いていきます。

 

日系企業で働いている人って、悩んでる人が本当に多いですよね。

以下リンクは最近みた転職に関する良記事を紹介したいと思います。

参考:働き方に悩んだ33歳が転職で見つけた2つの仕事条件

記事内にあるのですが、

大企業に入った人の大半はこのような壁にぶち当たることが多いですよね。

「やりたかった仕事」だったけれど、忙し過ぎる職場で、目の前の仕事をこなしていくだけで精一杯の日々。

「ちょっとした企画提案でも、いちいち稟議(りんぎ)を通さなければならず、予算をもらって動き出すまでに1か月はかかってしまいます。このままここにいても成長できないな……と思うようになりました」

長いキャリアを考えた時、

稟議を通す時間、

目の前の(無駄な報告業務等)仕事をこなしていくだけで精一杯の日々、

という果てしない時間を過ごしていると感じる人はとても多いです。

このような時間の使い方を長年していると、

もし会社が倒産、もしくはリストらにでもなったら自分はどうするんだろうか、

次の仕事はあるんだろうか、

と薄々感じながらも生活のために仕事をしている人も多いのでしょう。

 

「大企業勤務だから就職先が見つからないわけがない」

と考えている人も実際に多いのですが、大企業が倒産する時代にそのような人材に同じような待遇での職はまずないでしょう。

参考↓↓↓

大企業で学ぶ業務というのは職能(その企業でしか使えないスキル)だったりするので、

その部分は時間、学ぶ機会を同時に失っていることになります。

例えば↑↑↑記事内の女性は、

最終的にはベンチャーに転職し独立を目論んでおりますが、

これはかなり良い選択だと思っています。

「老後資金を心配して貯金に励むよりは、年を取っても稼いでいける力をつけたいと思いました。また、一人暮らしをする母の住む実家と東京、あるいは旅先でも働けるのが理想だな、と。

そのためには、苦手と思っていたITベンチャーの仕事もいいかもしれないと思い始めました。これからの時代、IT業界に明るくないとやっていけないという危機感もありました」

ベンチャーであれば少人数組織で、自分で意思決定ができ、スキルが身につく。

このような環境に身を置いて努力をすれば3年も経てば独立できるだけの力も十分につきます。

 

まずは、自分の「人生のコンパス」をしっかり持つ必要があります。

私の場合は、「将来は起業をしたいのでそうするにはどういったキャリアを積むべきか?」と考えていました。

これがコンパスが指す先の部分ですよね。

そして、そのコンパスが指す方向へ、まっすぐ走るだけなのです。

コンパス

 

私は結果的に、大企業を辞め、スタートアップで経営者に限りなく近いポジションで修行をし、2年ほどで起業し、少しずつ、時間をかけながら経営する会社は増えていっています。

 

まだコンパスを持っていない人はまずはコンパスを手に入れましょう。

但し、コンパスを手に入れるにはそれなりに自分の深堀が必要です。

日々の業務に忙殺され、

なかなか考える時間が確保できない、

とあなたも考えていたりしませんか?

 

しかし「時間が確保できない」というのは甘えです。

大企業勤務で自分がいないと業務が回らない、というのはそもそも有り得ないので、

周囲の社員に忖度することなく、自分の時間を確保できるように努めるべきです。

 

現時点で「このままではまずいな」と考えている人ほど、早く自分のコンパスを手に入れる努力をした方が良いです。

無駄に時間ばかりが過ぎてしまいます。

参考↓↓↓

しかし、それでも今は大きなプロジェクトが進んでおりどうしても時間があまり取れない、

ということであれば、転職エージェントに相談することをおすすめします。

 

現代は転職市場が本当に流動的になり、

優秀な転職エージェントもたくさんおり、

あなたの悩みを深掘りし、一緒に「人生のコンパス」の入手を手伝ってくれます。

 

しかし、転職エージェントの方も優秀ではない人はもちろんいますし、

そのような人に時間を使っている暇はありませんよね?

 

現時点では「大企業勤務者向け」で「優秀な転職エージェント」を抱えている求人サイトは間違いなくビズリーチです。

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あとは転職エージェントからあなたにコンタクトがきますので、

実際に会って悩みを打ち明けることで、

あなた自身のコンパスを入手することができるでしょう。

また、あなたの転職市場価値(想像以上に低いことが大半です)も理解することができ、

どれくらい大企業で勤務を続けることがリスクであるかということを認識できる良い機会になります。

30代前半までの方であれば、可能な限り早めに転職活動をすることで、

自分の価値を理解し、

「本当にこのまま大企業で勤務していて大丈夫なのだろうか?」

「どの時代でも生き抜ける力をつけるにはどうすれば良いか?」

ということを考え、積極的に行動するべきです。

手遅れになっては取り返しのつかないことになりますので、とにかく早く行動に移しましょう。

まとめ

この記事では、大企業勤務による理想のキャリアはすでに崩壊しており、

大企業は安泰ではなく、また社員自身もスキルがつかず、

安定とはほど遠い環境にあることを論じてきました。

そして、そのような環境を脱して、どの時代でも生きていけるようなスキルを目指すべく、

早めに自分の人生のコンパスを入手し、適切なキャリアを歩んでいくことを勧めてきました。

良いキャリアを、大企業絶対説を唱える大人に騙されず、

より安定で、明るい未来を歩める若手社員が増えることを願っています。

以上、大企業を辞めるのはもったいない?退職・転職してスキル開発で失敗しないキャリアを歩もう….でした!

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しかし、転職エージェント選びを間違えてしまうことで、あなたの大切なキャリアの致命傷となってしまうことは少なくありません。

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