さて、転職の話をメインに記事をこれまでたくさん書いてていますが、
そもそも転職をするにも、「人材としての価値」を高める必要があります。
何もできない人が「やばい!転職しなきゃ!」と悩んでいても仕方ないのです。
まずは「自分は仕事ができる、もっと上を目指すんだ」という情熱が必要です。
しかし、その「仕事ができる人」になるにはどうすれば良いのか?
今回は、大企業社員の、特に営業職(関節業務もこなす)人に向けてのアドバイスです。
Contents
日系企業の営業職の人で仕事ができるとはどのような人なのか
日系企業の総合職、といえば、営業職と言えども、
ゴリゴリに人に向かって営業する訳でもなく、結構社内業務で忙殺されたりして関節業務が多くなってしまいがちですよね。
関節業務をうまく回していれば、それなりに仕事ができる人と認識はされますが、
仕事ができる人か?と問われれば、それは違う気もします。
証券会社のような営業であれば、成約をいくつ決めた、売上をいくら上げた、など明確な基準がつき、
他人と比較ができますが、日系大企業の場合はどんなに仕事をしていてもほとんど評価に差がつかないのではないでしょうか。
やればやるほど「損」になってしまうのが特徴のような気がします。
しかし、転職でキャリアアップを目指す、など目標があるのであればそこで腐っている暇はありません。
社内で「仕事ができる人」と認められ、様々なプロジェクトに声がかかる人材となり、
転職活動で、「〜のプロジェクトを進めていた」などと箔をつける必要があるのです。
これは入社1年目から3年目の間に大きな成果とならなくても、大きな取引の一員だったとアピールしたいところですよね。
さて、「仕事ができる人」の定義は曖昧です。
同僚が「あいつは仕事ができる」と言っていたことがありませんか?
このような「仕事ができる」はその人の好みでしかない場合が多く、安易に信じるのはおすすめしません。
日系大企業の総合職で本当に仕事ができる人というのは、
「他部署との連携が得意でしっかり前に仕事を進める」
「上司との連携も円滑」
「知識が豊富」
「作業効率化がうまい」
です。
他にもありますが、ほとんどの場合は上記が全て満たされていれば、
「仕事ができる人」と認定されます。
さて、このような能力を身につけるにはどうすれば良いでしょうか?
ここで私が実際に総合商社で実践していた内容を、紹介してみたいと思います。
インプットとアウトプットを高速に実行する、とにかく発信して露出を増やそう
「他部署との連携が得意でしっかり前に仕事を進める」
「上司との連携も円滑」
「知識が豊富」
「作業効率化がうまい」
この4つが重要であるという話をしました。
さて、具体的にこの4つをクリアするにはどうすれば良いのでしょう。
他部署と上司との連携を深めるためには?頻繁に飲みに行けば良いのでしょうか?
知識をつけるためにたくさん読書をしなければならないのでしょうか?
作業効率化を常に考える必要があるのでしょうか?
これを1発で解決するのが、
「毎朝担当商売に関する業界情報を、メールで関係者に発信する」
です。
これは私が実際に取っていた手法で、忙しい部署でしたが、
毎朝1時間早く出社して、発信をして、ほとんど定時に帰っていましたが、「仕事ができる人」として評価されるに至りました。
例えば、木材の商売を担当しているのであれば、前日の夜、もしくは朝の通勤で徹底的に情報を集めます。
そして、スマホで箇条書きにし、会社のデスクで考察を書いていくのです。
その考察を「Daily配信」として、同じ部署のチーム、上司、経理部署、財務部署、リスク部門などに配信するのです。
最初は、
「何が始まったんだ?」となりますが、
日に日に有益な情報を流していく中であなたのプレゼンスは圧倒的に高まります。
業界情報は営業部が最前線で受け取りますが、実は部署間での共有ができていないのが大企業です。
これを円滑に情報共有していく中で、「いつも助かります」という話の流れになっていきますし、
他部署からも、「〜さんに聞こう」「〜さんって誰だっけ?」「毎朝配信してくれてる人だよ」とどんどん社内での露出が増えていくのです。
経理部などが業界情報など必要なのか?と思われがちですが、業界情報を流すことで何か数字に異変が起きた時に相手の理解が深くなることで説明にそこまで時間が掛からなくなりますし、
そもそも業界によって会計の慣習がありますので、大助かりなのです。
上司もあなたが「毎日」発信していることで「意欲が高い」「真面目に仕事をする」と認識してくれます。それが錯覚であっても。
そんな評価をしている上司が、あなたとのコミュニュケーションでぞんざいに扱うことはありませんし、様々な仕事を任せてくれるようになります。
様々な仕事を任されるということは、発信のネタに幅が広がっていきますよね。
これをとにかく積み重ねていくのです。
発信内容は、ただのマーケットレポートではつまらないので、自分の取引しているお客さんのことや、
独自の考察を入れることで、しっかり読んでくれる確率が高まります。
無駄な情報をとにかく配信するのでは悪でしかありません。
しかし、最初から力んで良いものを書こうと思っても、今度は続かなくなりますので、
まずは少ない文章でも良いので、発信を継続することから始めることからオススメします。
そして最初からいろんな部署に送る必要もありません。
最初はチーム内での共有だけでも良いのです。
私の場合はチーム内の共有をしていたら、先輩が上司をCCに入れるようにと指示をし、
他のチーム員が他部署に転送したところ、CCに入れて欲しいと要請があり、
結果的に最初にCCに入っている人数は5人だったものが、
30人規模に膨れ上がりました。
30人規模になってくるともう逃げられず、そこからも毎日配信をすることになりました。
結果的にこの積み重ねが、私自身の「知識」となり、また他部署に、
業務を効率的に進める助言を気軽にいただけるようになりました。
社内でプレゼンスをあげると、業務が圧倒的に効率化するのです。
まずが、「できる人」と認識されることが重要なのです。
最初はもちろん辛い、でも物事は全て積み重ね、扉を開こう
上記の手法はインプットとアウトプットを繰り返すわけですから、
最初の1週間は本当にくたびれます。
しかし次第に慣れてきますし、自分に知識が付いてくることが楽しくなります。
その知識を今度は人に共有して、ありがたがられることで、今度は意欲が湧いてきます。
そして関係者を増やしていけば、あなたが仕事に困った時に助けてくれる人が次々と現れるのです。
この循環が進めば、あなたの社内での人材価値も上がりますし、任される業務も増え、
対外的な人材価値も高まります。何よりも人を巻き込んで動かすポジションを築いているのですから、
私は現在会社を経営していますが、ぜひ一緒に働きたい、と思うような人材ですね。
これは他の大手企業も同様に考えます。
仕事を前に進めることができる人、社内で人を巻き込んで円滑にプロジェクトを成功させることができる、
この力はどの業界にいっても重要です。
この毎朝発信を1年でも続ければ、見違えるような成長と周りのあなたに対する目は変わってくるものと断言します。
まとめ
今回は個人的な体験談も踏まえ、どのように仕事ができる人と認められ、
転職活動に向け、価値のある人材になっていくかを書いてきました。
転職活動に悩む人も、まずは自分を見つめ直して、キャリアを考えていきましょうね。
以上、【仕事術】仕事がうまくいかない?大企業社員で仕事が「できる人」「楽しいと感じる」ようになるための最も効率的な方法を紹介…でした!
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