本当のことしか言わない転職・キャリア論

大企業勤務は幸せなのか?福利厚生のメリットはあるが精神的には辛い実態。いつでもやめられるスキルを持つことで本当の幸せになろう

大企業勤務は幸せなのか?福利厚生のメリットはあるが精神的には辛い実態。いつでもやめられるスキルを持つことで本当の幸せになろう

「大企業勤務が幸せ」という言葉は、私自身も親世代の大人たちから常々言われて育ちました。

たしかに、我々親世代はまだまだ起業(自営業)をするのも当たり前、苦労してきた世代の親から大きな思考の影響を受けているので、

大企業勤務といえば「明日の飯を全く心配せずに、定年まで働けば国が年金で死ぬまで面倒を見てくれる」というまさに「天国」と言える待遇だと信じてやまないのも無理はないでしょう。

しかし、時代は変わり、大企業に入社すれば人生はイージー、というゲームは終わりました。

明確にゲームチェンジが起きており、手に職がない人は淘汰されてしまう時代になりました。

今回は少し、大企業に勤務するメリットと今後私たちアラサー世代はどのように時代を乗り切っていくべきなのかを論じていきます。

大企業はたしかに福利厚生も充実していて収入も安定しているように見えるけど・・・。

転職市場の流動性が高まり、転職活動が活発になっている現状と裏腹に、就活生はまだまだ大企業神話を信じ切っており、

2019年になった今でも、必死に大企業の内定を目指しています。

私自身もとにかく大手企業に入らなければ、と就職活動をしましたが、あれから10年近くが経ちますが、状況は同様のようですね。

就活生が大企業を目指すことを否定しているのではなく、やはり、私たちアラサー世代と同様の価値観でまだまだ就活市場は動いているのを実感したという話です。

ファーストキャリアで大企業を目指すのは私は正解だと思っていますが、これはまた別の記事で触れていきたいと思います。

 

さて、大企業に入るメリットですが、色々ありますよね。

  • 福利厚生が充実している
  • 親族に胸を張れる、説明がしやすい
  • 給料が安定している

しかし、最近では不穏な音が聞こえてきました。


一番衝撃なのは以下の情報です。

  • 東芝:7,000人人員削減
  • 富士通:5,000人を配置転換
  • NEC:3,000人の人員削減
  • 日本ハム:200人の早期退職者募集
  • 千趣会:280人の早期退職者募集
  • 大正製薬:948人の早期退職者募集

→ 30代にもなって転職が不安という人は大企業安定は幻想という現実を見よう

大企業が人員削減を今後も拡大していくのであれば、そもそも安定した給与は真っ先にメリットから除外されますよね。

残されたのは福利厚生と親族に説明しやすい、という点ですがリストラされてしまっては最終的には悲しませてしまうことになりそうです。

大企業のデメリットはこれは別の記事で述べましたが、総論としては以下の通りです。

  • スキルがつかない
  • 給料にキャップが決まっている
  • 社内政治などに時間が取られる

→ 大企業を辞めるのはもったいない?退職・転職してスキル開発で失敗しないキャリアを歩もう

スキルがつくように思える大企業ですが、ビジネスモデルが優れていて増収をしている会社は優秀な人が「誰でもできることで仕事が回るように」仕組みを設計していますので、

あなたが今従事している仕事は十中八九あなたでなくともまわる仕事になっているはずです。

仕組みを作る側に立つことができれば良い経験が積めますが、実際にその役職につくのは、大企業では残念ながら、40歳以降になってしまうでしょう。

私が働いていた総合商社でも40歳以下で仕組みを作る側にはなれず、優秀な人からその実態に気づき、転職、もしくは起業してしまいました。

この事実に気づくのが、35歳以降となってしまっては、スキルもないし仕組み作りをしたこともない、大したマネジメント経験もない、といった人材に多くの大企業勤務者は成り下がってしまいます。

もちろん転職もできませんので、どんなに理不尽なことが起きても会社にしがみつく必要があります。

これでは幸せな人生を歩める気がしませんね。

では、どうすれば大企業勤務でも幸せになれるのか?

大企業勤務者が不幸せを感じるのは、気の合わない、もしくはパワハラな上司と一緒に仕事をする時、面白くない仕事をする時、会社の飲み会などを断れない時、などなど色々あるでしょう。

会社にしがみついた先に、リストラなどが待っていたらもう人生訳がわかりませんよね。せっかく就活で大企業に内定をもらったのに結果的に不幸になってしまいます。

先日、ちきりんさんの日記が話題になっていました。

そこには、「この会社をやめたら、今以上の条件で再就職できることはまずない」と思う人はどんなに大変な状況でも、どんなにくだらない仕事でも簡単には辞められません。

セクハラやパワハラを受けていても、「それでもここより条件のいい職場じゃありえない」と思えば我慢するしかない。

反対に、いくらでも活躍できる場所のある人なら、「こんなアホみたいな環境で働くのはまっぴらごめん」とソッコーで言えちゃう。

「いつでもやめられる」ことこそ強者の特権

ということですね。

手に職をつけて、「いつでもやめられる」人を目指すのが正解でしょう。

大企業勤務は悪いことではなく、たしかに持ち場を組織で耐え忍ぶことで、これまで繁栄してきた企業は尊敬に値すべきと思いますし、そこで凌ぎを削っている社員も同様です。

しかし、個人ベースに落とし込んだ時に、本当に幸せな未来を掴むのであれば、まずは「自分を強化する」期間が必要なのではないかということです。

上記のようになかなか辞められない状況に自分を追い込んでしまい、辛い日々を送り、最終的には会社に裏切られリストラされることもあり得るのです。

私が激務で必死に仕事をしていた新人時代に、転職をした先輩が「会社は最後には守ってくれないよ、頑張りすぎるな」という言葉をいただいたことがあります。

最後は自分の身は自分で守らなければならないのです。例えば、私はマーケティング、営業に強みがありますので、総合商社勤務時代はスキルはありませんでしたが、

今ではどこにいっても活躍できる自信がありますし、「いつでもやめられる」ので伸び伸びと仕事ができると思います。

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まとめ

大企業勤務はメリットがたくさんありますが、スキルを身につけるには一番適していないという環境です。

その環境も、一生安泰という前提があったからこそですが、それが崩れてきている今、まずは自分でスキルをつけていくのが重要と言えるでしょう。

ちなみに、大企業へはベンチャー勤務や起業経験者などを経ていつでも戻れる環境が整ってきているように思えます。

例えば以下のような発言も見られました。果敢に挑戦して、失敗した人にも受け皿が提供される国になってきたこと、良い傾向だと思っています。

まずは、転職市場を見極め、複数のエージェントと会話をし、転職面接を受ける面接を絞っていきましょう。

転職活動に関しては、会社を辞めずに無料で活動でき、自分の市場価値を再確認できますのでやらない意味がありません。

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