会社員として企業に勤めて行く中で、
「年収」
はかなり大きな関心事項なのではないでしょうか?
今回は、転職活動を通して、着実に年収をあげていくコツを紹介していきたいと思います。
年収をあげるには勤め先の企業の給与形態をしっかり理解することが必要
人間、結局はお金が大切です。
頑張っても頑張っても報われない報酬では消耗してしまいます。
消耗しないためには、勤め先の年収がどのくらいまで上がって、どのくらいのスパンで達成できるのかを理解することが非常に重要です。
実はこれは難しいことではないのですが、日本の会社員はどういう訳か、年収に興味があるように見えて無関心です。
(これは日系企業が年功序列であり、アップサイドを狙える体制ではないこともありますが)
年収に興味を持てば、仕事のやりがいも大きくなりますし、
日々の経済雑誌などを読む習慣も年収アップに通ずるものとなり、
確実に年収とは上がるものです。意識の問題なのです。
例えば、私の場合は総合商社に入社しましたが、当然給与体系は理解した上で、
転職に踏み切っています。
例えば商社はざっくり言えば、30代で年収が1000万円ほどになりますが、
その後40歳程度で1500万円、50歳で部長になることができたら2000万円という世界でした。
役員になればそれ以上です。
しかし本当の裁量を持って仕事ができるのはようやく50歳になる頃です。
加えて、年収2000万円というのは破格ではありますが、これは部長になれた場合を指します。
社内政治を勝ち抜いた末に2000万円となるのです。(駐在時は収入が増えますが、これは運です)
さて、日系大企業の中では破格のこの待遇に、年収をあげていく転職を考えるのであればどこになるでしょう。
まず間違いなく日系企業は選択肢に入ってこないですよね。
基本的には外資系、もしくは成果報酬系の証券会社への転職を目指すことになるかと思います。
総合商社では40歳までは自動的に1500万円までは年収は上がりますが、
これを35歳までに達成したいとなればどこの企業を目指せば良いのでしょう?
M&A仲介会社、外資生命保険会社、投資ファンド、投資銀行などなどが選択肢になってくるかと思います。
これらの会社に転職をすれば、成果報酬となり結果が給料に結びつきますので、
相当な努力は必要ですが、報酬がかかっていることで、仕事が自分ごととなり、
スキルも相応にアップしていきます。
転職先で勤めている人の話を、コネクションがあれば会ってみたり、転職エージェントに話を聞く、知人の社員を紹介してもらうことで話を聞いてみることをおすすめします。
成果に応じて年収が上がる企業への転職をして人生にもっとやりがいを持とう
人間は高い意識を持ち続けることが難しい生き物です。
日系企業で、年功序列で実力に関係なく年収が上がる状況では、
仕事をする気が起きませんよね。
若いうちはそれこそ仕事がどんどんできるようになるので、楽しくモチベーションが高いですが、
年齢を重ねるとモチベーションはどんどん下がります。
窓際族というサラリーマンが代表例ですね。
私が勤めていた総合商社では40歳にもなると仕事よりプライベート優先、
仕事はそこまで頑張らないという人が激増している印象でした。
私にとってこれはショックでした。
やはりやりがいを持って仕事をしている人と仕事をしたいですよね。
私自身、年収は2000万円ではなく、それをはるかに上回る収入を得たかったので、
起業という選択をとるために、まずはベンチャー企業に年収を下げて転職をしました。
総合商社で勤め続けた際の到達する年収が見えてしまったから、また、やりがいを持って働かない同期が増えていくことに嫌気が指してしまうことがわかっていたからです。
私自身が運よく総合商社に入社していなければ、転職を繰り返してまずは35歳時点でサラリーマンで得ることができる高い年収を目指していたと思います。
35歳で年収2000万円以上です。
多くの人は起業をしたいという人はいませんが、年収をあげる努力はしたいと感じているはずです。
また、年収をあげることを意識することで、日々の習慣が変わり、感覚が研ぎ澄まされてくいくはずです。
まずは、現在働いている企業で到達できる年収、何歳までに到達できるのか、を理解し、
転職をする際にも転職希望先の企業の年収例をはっきりさせましょう。
仕事の「やりがい」は大切ですが、仕事をしている中で、継続して「やりがい」を持つことは実際に難しいです。
やりがいを持てない時期は少なくとも発生します。その期間のモチベーションを保ってくれるのも年収ですので、
年収はこだわっていきましょう。

まとめ
今回は年収をあげることを意識して転職先選びをすることの重要性と、
所属する企業の「到達可能な年収」と「いつまでにそれを達成できるのか」をクリアにすることの大切さを解説してきました。
後悔のない転職活動をしてくださいね。