どうも、高岡です。
転職ネタを最近また投下し始めましたが、スタートアップ転職が流行っているので、今回はそちらをテーマにして記事を書いていきたいと思います。
前の記事では、商社マンはどのスタートアップにジョイン(転職)すべきか?ということについて書きました。
関連記事>>>商社マンが転職すべきスタートアップ企業とは?
そして最後にリクルートを挟むと確実にスタートアップにジョインできるでしょう、という話をしました。
それはなぜか?という部分に焦点を当てていきます。
1.まず、ジョブ型とメンバーシップ型を理解しよう
あなたは今、自分の専門性はこれだ!というものはありますか?
ないのであればあなたはメンバーシップ型の会社に勤めている可能性が高いです。
あるのであればジョブ型の会社に勤めているのでしょう。
僕自身、総合商社で働いている頃は完全なるメンバーシップ型の会社で働いていました。
つまり、スキル無し人間でした。
メンバーシップ?ジョブ?というあなたにその2つの違いをまず説明します。
簡単に言えば、メンバーシップ型は日本スタイル、ジョブ型は米国スタイルです。
メンバーシップ型
日系大企業はほとんどこの型なんじゃないですかね。社内異動も多く、会社全体でジェネラリストをどんどん育てて、問題を解決していきましょう、発展していきましょうというスタイルです。
短期間(2年〜5年)でローテーションがあるので、専門的なスキルはつきにくいですが、色んな仕事が浅くはありますができるようになります。
ジェネラリストのプロを目指す、という感じでしょうか。
転職は時間が経てば経つほど難しくなるので、一つの企業で生きていくと決めているのであればメンバーシップ型を選ぶのが良いでしょう。
終身雇用の考え方ですね。
メリットとしては解雇がないことが大きいでしょう。
デメリットとしてはやりたい仕事を選べない、勤務地を選べないといったところでしょうか。
一部の職種は勤務地を限定できたりしますが、給料は下がります。
ジョブ型
外資系を想像して貰えれば良いかと思います。例えば外資系メーカーではマーケティング、R&D、財務など綺麗に組織が棲み分けられていると思います。
基本的に職種の異動はなく、その分野のスペシャリストを目指すことになります。
スペシャリストなので、転職してもその職種であれば他の企業に移ることもできます。
デメリットとしては働いている部署が会社の方針でなくなったりしてポジションがなくなると解雇になってしまうことや、せっかく積み上げたスキルが機械に代替されると台無しになってしまうことでしょう。
メリットとしては会社を選べるので勤務地も選べる、そのスキルを生かして独立ができる、などでしょう。
関連記事>>>ジョブ型・メンバーシップ型
2.なぜリクルートを挟むとスタートアップにジョインしやすいのか?
もう察しの良い人は気づいているかと思いますが、リクルートはジョブ型のIT関連の知識が養える企業です。
マーケティング、Webアクセス解析などそれぞれのポジションを長く経験します。
加えて、リクルートは起業家輩出企業として有名なだけあって、社内でも起業家を目指す人がとても多いです。
関連記事>>>リクルート出身の起業家・経営者一覧をまとめました
この前提に立ち、スタートアップ企業はどうしてもスペシャリストを必要とするケースも多く、マインドも起業家思考の人を好みます。
特にアーリーステージを超えたあたりからはジェネラリストよりもスペシャリストを採用し、大きな拡大を図ります。
ですので、メンバーシップ型の企業にいる社員はあまり欲しがられません。
実際に今僕が働いているスタートアップも、アーリーステージを終えようとしていますので、スペシャリストの採用を加速させています。
中でもリクルート出身者を採りたいという人は多いです。
僕自身、このフェーズで今の会社を受けていてもオファーを貰えなかっただろうな、と少し寂しい思いで採用状況を見ています。(笑)
ですので、もしあなたが大企業の社員でスタートアップに入りたい、というのであれば、まずはアーリーステージの会社の面接を受けてみて、全て落ちてしまったのであればリクルートに入社することを検討すると良いでしょう。
安心してください、スタートアップは優秀でも結構落ちます。
どんなに優秀であってもビジョンを強く共感できていない、性格的に合わないかも、と採用側が思ってしまったらオファーは出さないからです。
肌感覚から言うと10社受けて2、3社しか受かりません。
その2、3社と今働いている会社を見比べることになります。
まずはじっくりリクルートで2、3年経験積んでからでもスタートアップは挑戦すれば良いと思います。
スタートアップ企業は無限にありますので。
また、リクルートで働いていればそれなりの給料もありますし、他業界にも応募がしやすいので転職の視野は広がりますし、社内で起業仲間ができる可能性も高いかと思います。
転職するのであれば、まずはスタートアップに絞るのではなく、外資メーカーや自分の働きたい業界の企業を見て、じっくりと自分に向き合うことをオススメします。
転職は大きな人生のイベントですから、色んな転職エージェントとも会うと良いでしょう。
登録して待っていれば転職エージェントから話がくるビズリーチが手間も掛からないので最初のとっかかりに使うと良いかもしれません。
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頑張っていきましょう。