以下の記事で、転職における質問でメジャーなものはどのようなものがあるかを紹介しました。

転職面接で、一番の肝となるのは「転職理由」ですよね。
「今の会社の居心地が悪い」
「上司がうざい」
と感じて転職をする人も、志望理由だけは前向きな話をするべきなのは大前提としましょう。
転職理由について、どのように答えるべきかを解説していきます。
年齢によって伝える転職理由は変わってくる・中途の場合は?
第二新卒、中途では全く伝える内容は異なります。
第二新卒であれば、なぜこの業界か、どんなキャリアビジョンを描いているか、
中途であれば、過去の経験を生かして、どのように今後は成長していきたいのか、最終的なゴールは、
となります。
今回は中途(社会人経験3年目〜10年目)の面接について詳しく解説する記事にします。
パターンとして、以下の2つが大枠であると思います。
- 別業界からの転職希望者
- 同業界からの転職希望者
別業界からの転職は、基本的に同業界からの転職より、当たり前ですが難しくなります。
仕事の情熱の前に、これまでに培ったスキル、業界知識などが求められるからです。
コンサル会社や商社など、特定のものを扱わないのであれば、
そこまで問題はありませんが、
食品会社から金融、などはかなり難しく、
食品会社で働いていた経験を活かせる金融の部署を探す必要があります。
食品会社でバリバリの営業(訪問販売など)、例えばお客様と1 on 1で営業してきました、
というのであれば証券会社の個人営業、生命保険会社の個人営業は十分に応用可能です。
しかし、アセマネや投資銀行業務はまず間違いなく厳しいでしょう。
面接で語る転職理由とは、転職をする前に転職先企業の絞り込みをロジカルに考えていく中で、形が出来上がるものです。
中途の市場でポテンシャル採用されるのは東大など有名私大卒で商社、外資コンサルなどで働いていた人くらいかと思います。
スキルの習熟度は、年齢が上がれば上がるほど求められるものなので、転職を考えている人は早めに動いた方が良いかと思います。
さて、別業界からの転職希望者が伝えるべきことは、
- これまでに習熟してきたスキルを活かせる余地がある
- 知識については早くキャッチアップできる自信がある
- キャリアビジョンとして御社で働くことがベストであると考えている
- 私はこんなにあなたの会社で使える人間だ
この4つを満遍なく伝えるようにしましょう。
ちなみに、「志望理由は?」と聞かれて、
最初に答えるべきは「結論」です。
「御社で働くことが今の自分にはベストであると考えたから」
と答えるだけでも良いです。そこから会話で面接を進めていきましょう。
アピールしながら、転職希望先企業に必須の人材であることも伝えていきましょう。
基本的には長期間働いてもらいたい人材を企業は求めている
志望理由で自分のアピールを存分にすることは非常に重要ですが、
企業側の気持ちも理解して転職面接に挑むと非常に捗ります。
企業というのは優秀な人材を獲得するのに非常に苦心しています。
なかなかいないのです。
優秀な人材を雇うことができないのであれば育てるしかないですよね。
そこで、一度採用したらその社員には長くいて、成長して、次の人材を育てて欲しいものなのです。
まずあなたを採用することに採用コストがかかり、その後に教育コストがかかっています。
1年やそこらで退職されてしまうと、リターンはほぼゼロですので赤字になってしまうんですね。
ですので、できる限り長くいて欲しい人材が欲しいものなのです。
ここまでくると、転職者としては「長く働いて欲しい」と考えている企業に合わせていくことになりますね。
転職でもビジネスでも同じですが、自分の信念を貫き通して、自分を認めてくれる企業にいく、
というのは間違いではありませんが、オファーをもらえる可能性は激減します。
ニーズのある方向に自分を向かわせることが重要なのです。
この視点はどこでも重要ですので、頭に入れておきましょう。
将来自分でビジネスなどをする時にも役に立つ思考法なので。
まとめ
転職面接で最も肝となる、「転職理由」を語る上で気をつけることについて解説してきました。
転職面接は、業務の合間をぬって活動することになりますので、
なかなか大変かと思いますが、風邪を引かないよう気をつけて、頑張っていきましょうね。
以上、【転職面接における質問対策】転職理由、動機、きっかけ(価値観、欲求)についてはどのように答える?あくまでポジティブに、成長志向が好まれることを理解しよう…でした!