こんにちは、高岡です。
最近、自分の資産を運用しようと考え、色々と投資を調べているのですが、そういえば総合商社を辞めずに勤務していたら、自分はどのくらいの資産を築けていたんだろう?と疑問に思いました。
もちろん起業した方が、しっかり学び試行錯誤、折れずに継続することができればサラリーマンの年収は越えていく可能性はかなり高いですが、それでも総合商社の給料は非常に高く、今の私の投資の知識があればそれなりの資産が築けたのではないかなと思うことがたまにあります。(うん千万円ほどの話ですが)
それでは、少しだけ、総合商社の話も交えながら、執筆してみたいと思います。
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1.総合商社の初任給は意外と低い

まずは、総合商社の給料ですが、日系企業ではトップクラスなのではないでしょうか。
初任給をまずみてみましょう。専門商社も含めた20位までのランキングです。右の数字の単位は万円です。(例.23.3万円)
- CBC株式会社 23.3
- チップワンストップ 22.4
- 蝶理 21.5
- 阪和興業 21.5
- 進和 21.5
- 第一実業 21.2
- 守谷商会 21.2
- JFE商事 21.0
- 日立ハイテクノロジーズ 21.0
- 江守商事 21.0
- カワサキ 21.0
- 双日 20.8
- 日伝 20.7
- マルカキカイ 20.7
- 初穂商事 20.6
- 三菱商事 20.5
- 三井物産 20.5
- 伊藤忠商事 20.5
- 住友商事 20.5
- トーメンデバイス 20.5
5大商社はなんと16位以降に4社、丸紅は入っていないという状況です。確かに、私も初任給は低いなぁと思っていた記憶があります。
しかし、1年目のボーナスで初任給なんて全く気にならなくなるので問題なしです。
「こんなにお金もらっていいのかな?」
と思うほどボーナスはすごいです。(桁が違います)
2.総合商社の年収はどれくらいなのか?
総合商社の年収といえば、泣く子も黙るレベルだと世間では認識されていますが、まさにその通りです。勤め人最高ランクに位置します。
以下のグラフを見てみましょう。
参照:https://woman.mynavi.jp/article/160620-166/
30代前半で1000万円台を突破ですね。30代は同じ給料で10年ほど継続し、40代前半で三菱商事、三井物産は年収が1300万円を超えるようです。
しかし、伊藤忠商事の年収の伸びが後半に鈍化しているのですが、有能な人材が外に出てしまうのでは?と思いましたが、伊藤忠商事は離職がトレンドになっている総合商社業界でも自社愛がすごく、退職者がとても少ないそうです。
会社の文化って大事だな・・・と思ってしまいます。確かに私の周りで三菱や三井の退職者はよく聞きますが伊藤忠商事だけは聞いたことがないので本当に辞めていないんでしょうね。
勤めていた私の肌感覚からしてもこの給与水準は正しいですが、40代前半の1300万円は役職が上がればこれの1.5倍は貰っているイメージです。これはあくまで平社員のデータですね。
加えて20代、30代、40代とそれぞれ海外駐在というボーナスステージは必ずあるので、地域によっては家賃補助などを含めるとこの給料の2倍もらえることも珍しくありません。元が高いのに2倍ですよ?
3.総合商社の海外駐在はどれほど儲かるの?

総合商社の駐在は、先進国ではなく後進国で働くことになれば人生のボーナスステージとなります。
例えば東南アジアやアフリカなどに勤務することになれば、給料は単純に2倍近くなり、さらに現地の物価が低いため、支出も減ります家賃なども基本は手当が出て、払う必要がなくなるにも関わらず高級住宅に住めるので、「駐在」とは天国のような異動なのです。
商社マンがモテる理由はとても理解できます。奥さんも旦那に帯同で付いていけば、広い家に住め、家事もお手伝いさんがやるし、子供はインターナショナルスクールに会社のお金で行かせられるし、昼間は暇なので他の社員の奥さんと語学学校で楽しく過ごすということも可能です。
人生どこまでイージーなのか・・・。2回目ですが商社マンがモテる理由がとてもわかります。
さらに会社によっては日本に帰国した後に数年は家賃補助が出るのでまさに至れり尽くせりですよね。まさにサラリーマンの勝ち組中の勝ち組。なぜ私は辞めてしまったのか、悔やまれます(嘘ぴょん)
4.総合商社に勤めていてもなかなかお金が貯まらない理由

意外とみんな勘違いしているのが、総合商社で働いているのだからお金あるよね、と思っていることです。
私も昔付き合っていた彼女に冬服のコートを選んで貰っていたら全て10万円オーバーのものを並べられて困惑した記憶があります。
総合商社は給料こそ高いですが、飲み会やゴルフ、スーツ新調、タクシー代、他にも会社でのストレスを発散するための合コン(笑)などなどなぜか月末にお金がスッカラカンとなっていることが多いです。
会社の文化もあり、高いお店にばかり行くことになるのでどうしても貯まらない構造になっているんですね。私の先輩は日本勤務4年間で借金1000万円を超えていました。起死回生の駐在3年間で完済したと言っていましたが、本当にそんな感じですので、年収で見ると女性からは非常に魅力的な職業ではありますが、資産の観点から見ると、少し微妙かもしれません。
基本的に貯金がみんな苦手で、金を湯水の如く使う人が多いんですね。私は起業のためにお金を貯め込んでいた、面白くない人間でしたが(笑)会社の飲み会は徹底的に断って、自分のために時間を使っていました。出世するつもりがなければこのような生き方も許されるのが総合商社の魅力でもあるかもしれません。
5.総合商社の資産運用男子が本当のお金持ち

私も起業でそれなりに資産を築いたと思っていますが、新人時代から徹底的にお金を貯め、運用しているという元同期とこの前話をしました。
まだ20代ですが、すでに3年間の海外駐在を経て、もうすぐ1億円の大台に乗るということでした。
確かに無駄使いは一切しない性格だったのを覚えていましたが、そこまでの資産をサラリーマンが30歳になる前に築けたことは凄いことだと思います。
内訳は会社の持ち株、不動産、ネット証券で企業銘柄を長期保有してキャピタルゲインを狙っているそうです。これがかなりうまくいっているとのことです。
不動産を始めた時は以下のような無料相談を何社もし、徐々に理解していって実際に投資して、コツを掴んでいったようです。今は3件のアパートを副業で運営しているそうです。(実際に「不動産の窓口」には手取り足取り教えて貰ってかなりお世話になったそう)
確かにまずは話を聞かなければ何も始まりませんからね。行動が全て、という言葉の重みを感じます。
他にもSBI証券などで個人口座を解説し、企業の分析をし、グロース投資をしているようです。
バリュー投資とグロース投資と2つ手法があるのですが、とても簡単にいうと前者が低リスク投資、後者が高リスク投資で、会社員をやりながらグロースに張っているそうです。確かに今は自動で指値決済ができるので、昔では考えられませんが、取引は可能ですよね。
最近はサラリーマンの方の投資欲は非常に高まっているようですね。
先日見つけたのですが、1000万円の資産運用方法などを特集している総合商社の方もいました。さすがは商社マン、クオリティの高さが凄まじいです。
確かに海外の新興国の株式や不動産はリターンが大きいですし、商社の業務は新興国ビジネスも多いので親和性が高く、投資成功の角度は上げやすいのも納得です。
つまりは、商社マンとの結婚願望が強い女性は「資産運用している商社マン」を狙うのが一番ということですね。但し、運用している方の特徴は「無駄なお金は使いたくない」と考えている場合が多いので、浪費の激しい女性は選ばないでしょう。
浪費の激しい女性でも良いと思っている商社マンは資産も少ないでしょうから、駐在期間をエンジョイするくらいで、出世争いに負けると寂しい老後が待っている可能性がありますね。
なんとも難しい結末です。それでも商社マンと結婚するのは、海外が好きであれば駐在に帯同する形でエンジョイできますし、旅行もたくさんできる、ステータスもそれなりに高いということで、良い結婚生活が送れるのではないかと思います。
かなりどうでも良い記事でしたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。