総合商社論

総合商社マンが英語を話すのはどのような場面?TOEIC何点必要なのかを徹底解説

商社マンが英語を話すのはどのような場面?TOEIC何点必要なのかを徹底解説

 

「商社マン」

と言えば、英語やその他言語も得意で世界を股にかけるビジネスマン、

と巷では認識されているのではないでしょうか?

私自身も元総合商社の中の人なので、実際に商社マンはどれくらいの語学力があって、

どのような場面で英語を話すのかは把握しているつもりです。

今回は商社マンの英語力と、その話す場面について、

将来商社マンになりたい、と考えている学生の方向けに記事を執筆していきたいと思います。

1) そもそも商社マンの英語力はどの程度なのか?TOEIC何点くらいあるの?

商社マンの英語力、と一緒くたにして話すのは少しナンセンスかもしれませんが、

私の肌感覚ですと、

  • 英語ネイティブ:1割
  • 英語上級:1割
  • 英語中級:4割
  • 英語初級:4割

という感じです。

意外と商社マンでも語学って強くないんだ、

全員ネイティブだと思ってたよ〜

なんて声が聞こえて来そうですね。

しかし、実際は営業の最前線にいる海外で取引の多い商社マンですら、

英語中級程度に止まっているパターンが多いです。

英語ネイティブは大体が海外大卒、英語上級者も帰国子女だったなどが99%です。

上級以上の英語力の人はもちろんTOEICは全員950点以上です。

中級は860点〜950点の間くらいですかね。

初級の方々は860点以下です。

コーポレートの方は英語の勉強をそこまで業務で必要とされませんので、

ほとんどが初級と考えても問題ないです。

たまにバリバリの海外大卒の社員がコーポレートにいる奇跡は起きていますが。

駐在先で英語以外の言語を学ぶ人も多々いて、スペイン語だったり中国語がうまい人もいます。

しかし英語でつまづいている人はやはり他言語になっても苦労されている印象が強く、

英語が上級以上の人はスムーズに学んでいる印象がありました。

では、商社マンが英語を使う場面についてそれぞれ紹介していきましょう。

2) 海外出張〜客先交渉など〜

やはり、海外に出張した時にはお客さんは外国人ですから、

ミーティングなどで英語を使います。

アメリカやイギリスなどに出張する時はもちろん英語ですが、

東南アジアや南米などの新興国へ出張する時も、お客さんとは英語で会議をします。

新興国の言語を学んでいない場合の方が多く、お客さん自体も海外取引に慣れており、

英語でビジネスは進みます。

しかし、お互いがカタコトの英語で会議を進めているのは、少し面白かったりします。

新興国で英語で会議するのは、難易度は非常に低いのですが、

本当に難しいのはアメリカやロンドン、カナダの取引先と話をする時です。

英語が苦手な人は、基本的にこのネイティブスピーカーの人たちの英語を聞き取ることができません。

会話も早いですし、独特のイントネーションがありますので、

やはり先進国の担当者は商社でも英語ネイティブの社員が担当することが多いです。

新興国は、英語が下手でもなんとかなるので、英語中級、初級者の社員は新興国を担当することが多いです。

3) 日本の本社と海外とのテレビ会議

日本の本社から、海外取引先やパートナーとのテレビ会議、

これ、一番難易度が高いです。

上記で述べたように、新興国の取引先であればさほど問題はありません。

しかし、アメリカやカナダが相手になってしまうと、

英語上級者以下はほとんど英語を聞き取ることはできず、話の流れもわからず発言もできず、

「お地蔵さん」状態になってしまいます。

これでは取引先になめられてしまいますので、英語だけは学生のうちに学んでおきましょうね。

私がTOEIC950点以上、TOEFL100点を仕事の合間の勉強で身につけた英語の勉強方法については以下で紹介しています。

→ 総合商社で働く場合どれくらいの英語力が必要?TOEIC満点は当たり前? (英語勉強法解説記事)

4) 海外駐在中の同僚との会話

海外駐在をすると、外国人と同じ会社で働く機会に恵まれます。

すでに駐在先で研修などで英語以外の語学を覚えたのであればその語学、スペイン語や中国語などを使うことになりますが、

そうでなければ全て英語になります。

アメリカで働いていた私の同期は英語力が低く、同僚とのコミュニュケーションに苦しんでいましたね。

商社マンは出資元から出向の形で来ているので、

社内チームビルディングの先導役に任されますが、

語学が不得意では話になりません。

学生のうちに最低でも英語を学んでおけば、駐在先で語学を学ぶ際にもコツを掴んでいますので、

勉強は早いうちにしておきましょう。

5) 普段の業務〜国際電話〜

普段の業務でも、海外の取引先と電話をする時に英語で話さなければならない場面は多々あります。

しかし、大抵の場合、電話を切った後、意思疎通の確認のメールを入れるのが基本ですので、

電話は「声をきく」というコミュニュケーションの円滑化の目的のみに使われているイメージがあります。

あとは外国人はメールで長い文章を打つのが嫌いなパターンも多いので、

メールで言葉足らずだと感じた時に確認の電話を入れる時はあります。

ここではそこまで語学力は必要とされません。

まとめ

商社マンはどれくらいの英語力があるのか、

どのような場面で英語を使うのかを簡単に紹介してきました。

普段の業務ではそこまで英語力は必要ありませんが、

アメリカやイギリスなど英語を母語とする国への海外出張、駐在などがある場合、

英語力がなければ辛い日々を送ることになってしまいます。

反対に英語力がないと、憧れのNY駐在なんかももちろんできません。

せっかく会社のお金で海外に住めるのですから、先進国にも行ってみたいですよね。

英語力がない人は定年まで海外駐在は新興国のみとなってしまうパターンも十分にあり得ます。

社会人になる前に、英語の勉強はしましょう。

→ 総合商社で働く場合どれくらいの英語力が必要?TOEIC満点は当たり前? (英語勉強法解説記事)

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