こんにちわ。高岡です。
突然ですが、「人生の勝算」という本は読みましたか?
僕はこの本を読んでなかなかの衝撃を受けました。
それと同時に、普通の人は読んではいけないな、ある意味悪影響だなと思ってしまったのも事実です。
今回はこの本を読むべき人、なぜ悪影響だと思ったのかを書いていきたいと思います。
1.爆裂に頑張れる人は共感できる
SHOWROOMの前田さんは人一倍、いや、人百倍努力する人であることは間違いありません。
それは以下の文章が示しています。
僕は入社以来、早朝出社を続けました。
僕が会社に着くのは朝の4時半〜5時頃でした。
当然電車は走っていないので大手町にあるオフィスまで、自転車通勤でした。
株式のマーケットが開くのは朝の9時。
それまで4時間、資料の下調べをしたり、届いた新聞を読み込んだり、海外マーケットの情報をアップデートしたり、実務の下準備を完了させていきます。
場が寄り付く(マーケットが開く)9時からは、お客さんに電話をかけまくり、猛烈にお客さんとのコミュニケーションに時間を割きます。
とにかく爆裂に仕事をしていた様子が伺えます。
ここまで仕事を猛烈にできる人を見たことがないですし、僕自身、ここまでできる自信がありません。
そしてこのような人が起業家として注目されるのもむしろ当然のことだと思います。
ここまで頑張れる人が報われない世界は反対に見たくない。
僕は心から前田さんの事業を応援していますし、とても尊敬しています。
2.でも、僕のような普通の人間には悪影響
なぜ悪影響(は言い過ぎかもしれませんが)なのかというとそれは前田さんが凄い人すぎるからです。
僕自身、総合商社で働いていた頃から起業は志していましたし、今も「やりたいこと」を求め会社設立準備中です。
しかし、スタートアップに参加してから様々な起業家と話をしたからこそこの本をすんなり読むことができましたが、起業家の世界を知らない、でも起業したいと思っている人たちがこの本を読んだら、「ここまで頑張れる人間じゃないと起業ってできないのかよ」と思ってしまうでしょう。
世の中にはもっとゆるく起業をしている人もいますし、前田さんの本にも書いてありましたが、ビジネスはゲームです。
前田さんが運営しているSHOWROOMの話も壮絶な仕事の内容が書かれていますが、何もそれはあなたのビジネスでもそこまで爆裂に働く必要もないと思っています。
ですので、起業家志望だけど、この本を読んでしまい自分にはできない、と諦めていしまう人がいたらそれはそれで悪影響だなと、感じた次第です。
世の中にはもっとゆるく起業している人って本当に多いです。
もっとあなたのやりたいこと、を実現する為に起業をするが増えて欲しいな、と思っているからこそのことです。
まずは、色んな人の起業初期の話を知って欲しいです。
今では有名な人になってしまいましたが、家入さんも起業初期は彼女に手伝ってもらいながらサーバーを切り売りすることから始めました。
本業の仕事をしながら10%の力を起業に向けるという方法もシリコンバレーでは広がっています。
アメリカの場合、普通にサラリーマンをしながら、会社を複数持っているよという人はそこら中にいます。
着物のネットショップを始めた和田さんの書籍。
最初のビジネスモデルが崩壊し、職なし、収入なし、家族ありのどん底に。
そこから儲かる仕事を見つけ、軌道に乗せた話です。
3.前田さんの言う人生のコンパス、は本当に大事
自己分析という言葉。就職活動を思い出す言葉ですね。
僕は就職活動している学生でやりたいことが特にない、と言う人にはまずは大手企業に入りましょう、と言うことを言い続けています。
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でも、就職して社会人経験を積む上で、自己分析はとても大事です。
これだけ時代の流れが急速に変わっていっている世の中では人生のコンパスがないと迷いが生じてしまいます。
前田さんは以下のようにおっしゃっています。
自己分析の目的は、人生のコンパスを持つことだと思っています。
自分が何をしたいのかを示すコンパスがないと人生という荒波の中ですぐに迷ってしまいます。
僕もこれについて詳細を別記事で書いていますのでぜひこちらも読んでいただきたいと思います。
関連記事>>>【転職?起業?】自分の人生の軸の考え方
自分のコンパスに従って、起業をするのであればすれば良いと思いますし、転職をするのであればそれでも良いと思いますし、今の企業に残ることだって全然間違っていません。
ですので、僕がこの記事で言いたいことは、前田さんにもコンパスがありますし、あなたにも自分のコンパスがあります。
「人生の勝算」を読んで、前田さんと同じコンパスを持つ必要はないということです。
もし前田さんのようになりたいのであれば似たようなコンパスを持つことになりますしそれ相応の頑張りは必要になりますのでそれはあなた次第です。
自分のコンパスは、色んな人の話を聞いて、色んな経験をしてどんどんブレないものを作っていきましょう。