本当のことしか言わない転職・キャリア論

人生の軸を切り口とした『最強の転職』 | 悩んでる間に市場価値下落?

こんにちは、高岡です。

私はこれまで、総合商社勤務→ITベンチャー転職→起業という一通りのキャリアの流れを経験してきました。

現在独立した事業はIT関連(プラットフォーム事業)でそれなりにうまく回っており、これからもどんどん軌道に乗せていく予定です。

私が2015年秋にITベンチャーに転職した後に、転職市場は非常に活発化し、商社時代の同僚含め社会人の方々を転職相談に100人以上(転職エージェントばり笑)乗ってきました。

その経験から、これはブログに書いてノウハウを書けば助かるという人が増えるのでは?と思ったので僕の持っている情報を全てオープンにすることにしました。

あなたがこの記事に辿り着いたということは、転職を少なからず今後の進路の一つの選択肢として考えているものと思います。

最近の私に相談してくれる主に日系企業の方が、口を揃えて転職をしたいと言っている理由は、かなり一貫しています。

例えばこんな感じです。

  • 大企業も安泰ではなくなったのでスキルがつく会社に転職したい
  • 起業を見据えてスキルをつけたい
  • もっとビジョンが共感できる会社で働きたい、やりたいことを仕事にしたい
  • とにかく年収をアップしたい

などなど、あなたもこの中のものに当てはまるのではないでしょうか?

上記に当てはまるようであれば、私がこれから記載する以下の文章を読んでいただければ、納得のいく転職活動ができると確信しております。

他にもネガティブな要素、例えば会社の文化が合わない、上司と合わないなどの理由もあると思いますが、それも立派な転職の理由であり、全く気にする必要はありません。

やはり自分の力が最大限に発揮できるであろう場所に身を置くことが今後のキャリアを考える上でも、また人生の充実をもたらす上でも最重要ですからね。

私がこれから話す、絶対に納得のいく転職活動の方法を一緒に学んでいきましょう。

ただ、最初に警鐘を鳴らしておきたいのですが、転職するのであればそれは早ければ早いほど良いです。

新卒で入社した会社には最低3年なんて言葉を良く聞きますが、あなたのスキルが上がっていない、やりがいのある仕事ができていないと感じるのであればそれは早急に転職を検討すべき状況です。

年齢はもちろんのこと(32歳くらいがMAX)、意義のない状態で働いている企業での「期間」はあなたの転職市場価値を下げてしまいます。

1.転職をする前に考えておくこと

転職を考えている理由は上記で挙げたものに当てはまるものという前提でお話をします。

あなたが後悔のない転職活動をするにあたり、まずは頭の中で明確にしておかなければならないものがあります。

それは、今あなたが考え得る「自分の将来の理想像」です。

これを明確に設定せずに、安易に転職してしまい思っていた実態と違った・・・ということになってしまう人はとても多いです。

そしてまた悩んでしまい、同じような形で転職活動をしてしまい、新たな転職先でも実態と違った・・・と負の無限ループになってしまう可能性は大いにあり得ます。そして、あなたの転職市場価値もどんどん下がっていくことでしょう。

しかし「自分の将来の理想像」なんて難しくてそう簡単に設定できるものではないですよね。

人は価値観も変わっていきますし、あなたが真剣に自分の人生を考えていればいるほど、悩みは深くなっていきます。

「仕事選び」とはあなたの生き様であり、人生でもありますからね。

つまりはもっと奥の、簡単に変わることのないあなたの本当の「人生の軸」(欲求)を理解することから始めれば良いのです。

そしてそこから逆算して、あなたの理想像を設定すれば良いだけです。

では、具体的にその人生の軸をどのように理解していくのかを話していきます。

1) 人生の軸の考え方

まず、抽象的な質問をしますが、あなたは「どのような人生」を歩んでいきたいと考えていますか?

世の中には非常にわかりやすい軸が4つあります。

その4つの軸というのが「夢」「お金」「名誉」「自由」です。

この軸の中で、どの項目をあなたはより重視していますかということです。

2) 軸の置き方の具体例

例えば僕の場合、「現在」の自分の価値観をベースに4つの軸を置いてみましたらこのようになります。

自由>>>>>>夢>>金>>>>>>>名誉

私が総合商社から転職した理由は、簡単に言えば日系企業ではハイステータスという名誉はありましたが「個人で稼ぐ力」というスキルがつかず、企業に雇用されている労働型で働いていては、時間的自由は定年まで手に入れられないと考えました。

ですので、結果的に「個人で稼ぐ力」というスキルを得て、起業、もしくは自営業で働くしかないと考えたのです。

そこで、どこでお金を稼ぐのが効率が良く、事業拡大(スケール)し、「夢」を形にしやすいのかと考えたところ、IT業界に入ってWebマーケティングスキルを磨くことが一番の近道になると考えました。

では、あなたの場合はどうでしょう?

例えばですが、あなたが以下のように優先順位をつけるとしましょう。

金>名誉>>>自由>>>>夢

このような軸の考え方であれば「金」の部分はあなたが欲しいと思う金額を入れて、できれば「名誉」も伴う人生を目指すことになります。

他にも例えば「金」を年収1千万円、名誉は大企業のステータスであった場合、その水準の会社を選んでいくことになります。

総合商社や外資コンサル、ヘッジファンド、総合コンサルで出世を目指す、などになるでしょう。

反対に今の会社で手にすることができるものであれば、悩んで転職することはありませんが、もしもあなたが日系企業に残ることに危機感をお持ちであれば、スキルも磨ける会社を選ぶことが重要でしょう。

コンサルへの転職は私自身、非常に良い選択だと思っており、ITベンチャーにいくかコンサルにいくかはかなり迷いました。

今でもコンサルはビジネスシーンで高速に取り組むべき課題とそのアウトプットの明確化、多数の専門家の知恵を統合し顧客に論理を展開し、納得させるスキルがつくという意味で、出世は難しくても修行の意味で一度飛び込むのは大いにありだと思います。

最後の例として、以下のように軸を置いた場合でも、月に20万円の生活費があれば自由であると考えたとします。

自由>>>>>>>>>夢>お金>名誉

であれば、サラリーマンではなく自分のスキルを使ってクラウドワークスなどで稼げないか、そのスキルをつけるために転職、もしくは副業をするなどを考えることになります。

少し話が長くなりました。

まずはざっくりで良いので、あなたの人生の軸をもう少し明確化してみましょう。

2.具体的な転職活動の進め方

転職は就職活動と違って自身の今までの経験が転職先企業に活かせるかどうかが重要になってきます。

第一印象とやる気だけであれば全く評価されない世界です。

落合陽一さんも「やる気、熱意はレッドオーシャンだ」とおっしゃっていて、転職活動に丸々当てはまります。

まずは自分の今までの経験を棚卸しし、どのようなスキルが身についているかを把握する必要があります。

ここでアドバイスなのですが、一人で考え込むようなことはやめましょう。

「どうしよう、全然スキルが身についてないよ・・・。」と悩む人は多いですが、人と話しをしてみると「え?あなたこんなスキルが身についているじゃないか」と意外にも自分でも認識していなかったスキルが身についているものなのです。

僕自身も総合商社勤務で、数々のローテーションで薄く広い職務についていたため、自信の持てるスキルは転職活動をしようと思った時には皆無であり、中途半端な人間でした。

そこで、何人もの転職エージェントさんに自分の人生の軸、将来像をある程度明確にした上で、自分の悩みを打ち明け、自分の持っているスキルに気付かされたのです。

[say name=”Takaoka” img=”https://bizstile.com/wp-content/uploads/2018/01/e20184b3e7cf62e41cf6d46ef321eb4d.png” from=”right”]客観的な立場で人に話を聞いてもらうのって本当に大事です![/say]

ぶっちゃけてしまうとある程度の大手企業に新卒で入社していればそれだけ選ばれた多くの応募者から選ばれた人材ということで転職時期が早ければそこまでスキルは追求されないんですけどね^^;

まずは転職に悩むあなたは、人生の軸をある程度定めたところで転職エージェントさんに話をしに行ってもらいたいところなのですが、転職業界は様々なエージェントさんで溢れている状態で優秀な方を見分けるのが少し難しいです。

エージェントさんの中には企業から高い報酬を貰うために転職活動中の人に、志望していない企業を無理やりススメて採用面接を受けさせてしまうという人もいますし、本人が希望していないのにバックマージンを貰うために年収の高い企業をひたすら薦めてくることもあります。

私は転職エージェントさんと合計で20人くらいお会いし30社(←受けすぎ)ほど企業面接を受けましたが、中にはこちらの話を全く聞かず、興味のない求人をとにかくメールで送信してくる方もいました。

ただでさえ忙しい業務の中時間をやりくりして面談しているあなたには、そのような転職エージェントさんに会っている時間は無駄でしかないですよね?

ですので、本当に信頼のおける転職エージェントさんがいらっしゃるプラットフォームを僕の実体験をベースにランキング形式で公開しています。

実際は10社くらいは転職サイトを試したのですが、良いエージェントさんとなかなか出会えないプラットフォームは書きません。そのサイトを訪問する時間さえももったいないですからね。

3.結局転職サイトってどこが優良なんでしょう?

1位) BIZREACH

まず、第1位は結局、と言いますか【BIZREACH】ですね。今のところ圧倒的1位です。

転職といえば「BIZREACH」に登録するというのは基本動作になってしまっており、同転職サイトを利用しない理由がありません。

外資金融→楽天イーグルス→BIZREACH創業という一風変わったキャリアを歩んでいる南壮一郎さんが創業した会社です。

2009年にサービス開始し現在なんと会員数83万名以上、公開求人数74,000件以上ヘッドハンター1800名以上(!!)が利用しています。

私の場合、転職を考えたらBIZREACHに登録するように、とは言わず、最初の企業に入社したらBIZREACHに登録することをオススメしています。OB訪問なんかでも学生に言ってますね。

常に自分の転職市場価値を把握しながら仕事をするのと、何も考えずに仕事をするのとでは取り組み方も変わりますし、良い求人が出た時のフットワークの良さが違いますからね。

あなたがまだどの転職サイトも登録していないのであればそれは危機感を持った方が良いでしょう。

BIZREACHの良いところはなんと言っても無料登録した後に自分のレジュメ(職務経歴書)をさらっと書けば後は放置しているだけでも魅力的な求人情報が送られてきますし、優秀な転職エージェントからサイト内のメールで連絡がきます。

レジュメは最初は面倒ですが、最初に一度書けばあとはアップデートしていくだけですし、他の転職サイトにそのままコピペできるので、BIZREACHに登録する際に簡単で良いので勢いで書いてしまいましょう。

転職を納得のいく形で進めたいのであれば、この辺のスピード感がある人でないとなかなかオファーはもらえないかと思います。ちなみに私は箇条書きして書いて登録しているだけでした(笑)

転職って一昔前まではどのように志望動機を固めれば良いのかいまいちわからなかったり、面接を受けるにも企業のオフィシャルホームページの求人のところから応募し、対策と傾向が掴めず落ちてしまうってことがたくさんあったと思うんです。

でも、今の時代は転職も活発になってきましたし、BIZREACHにいる転職エージェントさん経由であればコネクションで書類審査、一次面接は免除にして貰えたりするんです。

[say name=”Takaoka” img=”https://bizstile.com/wp-content/uploads/2018/01/e20184b3e7cf62e41cf6d46ef321eb4d.png” from=”right”]それはとっても楽ですね![/say]

これはなかなか衝撃的でしたし、僕がまだ本格的に転職を考えていない時にも色々と相談に乗ってもらい、自分の市場価値を明確にしてもらったおかげで納得の行くキャリアを歩めていると思っています。

転職を本格的に考えていなくても、転職エージェントさんとは無料で相談できますのでまずは一人、試しに会ってみることをオススメします。かなり自分の考えている転職市場価値と乖離していたりすることがあるので早ければ早いほど良いでしょう。

面談で用意していくものは何もありません。

BIZREACHの強い業界は外資コンサル、外資メーカー、メガベンチャー、ITベンチャー(中規模)です。

上記とは違う業界にいてもこの分野に興味のある方はざっくばらんにエージェントと会話してみましょう。

新たなキャリアの可能性が見えてくるかもしれませんし、ま転職活動で志望企業からオファーを貰うには「行動力」がないとまず良い結果は出ません。

転職サイトに登録していない期間は情報収集の面から考えても無駄でしかなく、悩んでいる暇はありません。

まずは新しい情報プラットフォームに入るという意味でBIZREACHは即登録してください。

 

2位) DODA

お次にオススメは【DODA】です。

同サイトは自身の職務経歴書を登録すれば「企業から直接」スカウトの連絡が届いてしまうハイパフォーマンスサイトです。

BIZREACHもたまに企業人事(Amazonとか外資)からスカウトはきますが、頻度でいえばDODAの方が3倍くらいきているように思います。

なかなか表に出ない「非公開求人」も多数あり、これには会員登録(無料)とレジュメ登録が必要となります。

この非公開求人、企業側が積極的に転職サイトに登録し、機会を伺っている人限定で採用したい(効率重視)というもので、転職サイトに登録しているというステータスがあるだけでも面接のチャンスが増える、良い企業に出会えるチャンスが増えるということを意味していますね。

DODAでスカウトが良く来るのは、日系大手メーカー、大手IT企業が多いです。

まだまだ業界を絞れていないという方は、BIZREACHと合わせてDODAも登録しておくことをオススメします。

取り扱い求人の幅が広いので、広い視野で転職活動を進めたい人向けですね。

DODAも転職エージェントさんと面談が無料でできますので、ざっくばらんにまずは一人面談してみるのが良いでしょう。

BIZREACHを登録していればレジュメはすでに作成していると思うのでそれをこちらにもコピペしておけばOKです。

簡単なもので良いです。

3位) リクナビNEXT


3位は王道中の王道、リクルートが運営する【リクナビNEXT】ですね。

転職活動を開始した当時、僕はどうすれば良いのかわからなかったのでとりあえずの気持ちで同サイトに登録しました。

圧倒的な案件数、内定獲得実績を誇ります。もちろん転職活動サポート体制も充実。

同サイトの強みは求人情報量です。

数々の転職特集が組まれていて、「グローバル企業特集」などは読み物としても面白かったです(笑)

その他「女性の転職特集」「ITエンジニア特集」「第二新卒特集」などの情報量も業界随一です。

こちらも転職先の属性としては日系大手メーカー、大手IT企業が多く、DODAと似ている部分があります。登録しないと見れない非公開求人が多々あるところも同様ですね。

さすがのリクルートキャリア、と言ったところでしょうか、転職エージェントさんも親身に話を聞いてくれるので、積極的に活用すると良いかと思います。

私の場合、BIZREACH1本で転職を済ませようと思いましたが、できるだけ色んなエージェントさんと話がしてみたかったので、BIZREACH、DODA、リクナビNEXTの3社を同時に利用していました。

各社のエージェントさんの話を聞くことによってかなり業界知識をつけられたかと思います。

 

参考:MIIDASで自分の転職市場価値を判定



転職エージェントさんに話を聞くのもいいけど、どうしても直近では時間が取れない、という方はまず【MIIDAS
】でサクッと市場価値を判定してみるのが良いかもしれませんね。ゲーム感覚で面白いですよ。

診断はわかりやすくこのくらいの年収レンジを目指すのであれば何社オファーをくれるかどうかを判定してくれます。

そしてその判定をもとに、転職エージェントや企業人事の方があなたに連絡をくれ、面談にスムーズに行くことができます。

提携している会社も大手ばかりですね。

総括

いかがでしたでしょうか?

ひと昔前までは安定的で終身雇用前提の一つの企業で定年勤め上げ、年金、退職金で悠々自適な生活を送るというのがメジャーなスタイルでした。

ですが今は転職市場が流動的になり、自分を試すことができるキャリアを選びやすくなり、また自身の理想像を以前よりも容易に追い求めやすい時代になりました。

基本的には、今伸びている業界に身を置き着実にスキルをつけることが最大の安定という共通認識になりつつあります。

あまり悩みすぎず、フットワーク良く色んなエージェントさんや興味のある企業の社員さんに話をとりあえず聞いてみることをオススメします。

それではあなたのキャリアが充実したものとなりますよう、祈っています。

頑張っていきましょう。

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【2018年/おすすめの転職・求人サイトランキング】

おすすめ求人(転職)サイトランキング転職をするにあたり、転職エージェントを通じて希望の企業の面接を受けるのは現代では常識です。

しかし、転職エージェント選びを間違えてしまうことで、あなたの大切なキャリアの致命傷となってしまうことは少なくありません。

転職エージェントは求人サイトによって千差万別です。ここではおすすめの求人サイトを紹介していますので参考にしてみてください。

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