就職活動の本当の話

どの企業が正解かわからない?失敗しないファーストキャリアの選び方。最初の就職は大企業一択!

 

こんにちは。就職活動は順調ですか?

キャリアを積み上げていく最初の1歩として、どのような企業に就職すべきか悩んでいませんか?

とにかく大企業に入社するべきなのか、

より早く成長するために中小企業、ベンチャー企業を選ぶべきなのか、

悩みは尽きないと思います。

是が非でも大企業で就活浪人も厭わない!という人もいますよね。

よく、大人からは「最近の学生は大企業病だ」という言葉を耳にします。

私の両親も、私が就職活動をしていた頃は大企業しか受験していない様子を見て、

「中小企業にも良い企業はいっぱいあるぞ。そっちは受けないのか?」

と言われたものです。

中小企業にも良い企業があることはもちろんわかっています。

但し、純粋に年収などのデータを見たり、将来の転職の可能性を考えるとどう考えてもファーストキャリアで大企業を目指すことこそ重要なのです。

例えば東洋経済の「未内定者必見!就活を「軌道修正」するなら今」という記事。

ここでは6月末の時点(大企業面接実施後)で内定がない人は就活のウォーミングアップが足りない、など的を射た内容になってます。

ウォーミングアップ済みの学生は、知っている企業や職種の幅も広い。行きたい業界、やりたい仕事が見えていれば、自然と活動量も多くなります。一方で、「そういえば3月まで何も考えていなかった」という人は、ウォーミングアップをした人と比べたときに、そもそも就活の”量”が足りていないことが多いようです。

また、イメージやブランドにとらわれた、企業選びをしていませんか? 有名な企業や、友達や親に名前を言ったときとおりのいい企業に対し、イメージだけで応募していると、いざ志望動機を伝えようとしても、表面的な言葉しか出てこなくなってしまいます。

あなたが志望している大企業はテレビのCMで見たことのあるBtoCの企業に偏っていませんか?

BtoBにも優良企業はありますよ、という話になってます。

就活する際には大企業は「思いつく企業」という勝手な定義付けだけは辞めましょう。

隠された優良企業も自分が知らないだけで、キャリアセンターや就活仲間から積極的に情報をとり、「受験数」を増やし、内定の確率を上げていきましょう。

今回は、記事タイトルの通り「ファーストキャリアは大企業にとことんこだわろう」について具体的な数字を用いて論じていきたいと思います。

大企業と中小企業以下の生涯年収の大きな違い

上記東洋経済の記事内では「学生の内々定率は6月1日時点で61.9%」と書いてありますが、果たしてその中で大企業に内定できた人はどれくらいいるのでしょうか。

6月1日から面接選考が解禁となり、いよいよ山場となった2018年卒学生の就職活動。企業が内々定を出す動きも加速し、学生の内々定率は6月1日時点で61.9%と、前年同時期と比べて10.6ポイントも高い水準になっています(就職みらい研究所調べ)。

ここではっきりさせておきたいのは、東大くらいの頭脳の持ち主でない限りは最初の会社が大企業でなければ今後のキャリアがとっても「不利」になるということです。

中小企業に入社してもよっぽどの専門性がないと「転職が難しく」そのまま同じ会社に留まり、定年を迎えてしまうと「生涯年収」も大企業と比べて大きく減少してしまうんです。

まずは、大企業と中小企業の「生涯年収」の比較をしてみます。

2015年版の年代別推定年収の数字を他ブログから拝借しました。

【企業定義】

・大企業:従業員1000人以上
・中企業:100人以上999人以下
・小企業:99人以下

少し見難くて恐縮ですが、データに基づくと25歳の時点で企業と企業の間で既に100万円以上の差が年収に出ています。

45歳で大企業と中企業との年収の差が約200万円

【年代別推定年収 単位千円】

関連記事:「企業規模で生涯年収・人生計画にどれだけ違いがある?(2015年版)」

45歳になった時に同じ年齢の大企業社員が約200万円も高い年収を貰っているということになりますね。

大企業の定義が「1000人以上」なので多少のブレはありますが、例えば総合商社は従業員数が単体で5,000人規模、連結だとうん万人という大企業であり、僕が商社に勤めていた頃の年収は25歳の時点でここに定義されている約2倍ありました。

40歳になる上司は駐在手当など含めたら年収2,000万円を超えてくるとまさにバブリーな状況でした。

総合商社に関しては少し特殊ですが、それでも大手銀行、損保など金融機関などでも商社の8掛けくらいの年収はあると思います。

当時は給料を貰いながら他の中小企業に勤める友人を見て、就活を「頑張るか頑張らないか」だけでここまで生涯年収が大きく変わってくることを肌で実感しました。

それくらい、就活の取り組みは人生に大きな影響を及ぼします。

転職時の採用担当者が抱くファーストキャリアに対するイメージが異なる

あなたは最初に入った企業で定年を迎え、年金生活をして生涯を終える未来をイメージしていますか?

それとも、最初の企業はあくまでもこれからの長いキャリアの通過点で、もっとキャリアアップを目指していきたい、と考えていますか?

どちらでも構いません、人生は充実していれば問題ないです。

しかし、どんなに理想のキャリアを考えていても、どうしても今勤めている会社を辞めたくなったとしたら転職を考えますよね?

会社を辞めたい理由が病気、上司と合わない、などネガティブなものからもっと給料が欲しい、もっと自分のスキルを高められる企業を見つけたので転職したい、というポジティブなものもあると思います。

しかし、いつそのような心境になるのかはわかりません。

僕でさえ社会人3年目までは定年まで会社に在籍しようと考えていましたから。

転職する必要がある時期は、突然やってきます。

しかし、いざ転職となった時に、年齢が30代になるまではやはり大企業のネームバリューは大切になります。

その理由は以下のようなものです。

  • 大企業にはしっかりとした教育制度があり社員が育っている可能性が高い
  • 将来転職前に在籍していた企業が取引相手になる場合にコネクションとして活用ができる可能性がある
  • 元々優秀で大企業に内定した可能性が高い

書いてみれば普通ですが、あなたが会社の人事ならどのような人材が欲しいですか?安心できますか?

採用担当者からすれば名もない企業からの転職者を採用するには勇気も必要ですし、上司に報告が大変なんです。

そのような背景あって、大企業に最初に入るというのは転職活動でも大きな影響を及ぼします。

やはり、教育の面では大企業に軍配が上がる

私は大企業とITベンチャー、つまり中小(もはや小)企業で勤務経験をしてきましたが、ビジネスの大枠を捉える知識がつく環境であるのは大企業だと感じました。

大企業は余裕がある分、新入社員にビジネスの大きなフレームワークを教え、その後に実践で学ばせていく形を取りますが、中小企業であればいきなり実践、経験で学べという形が多いです。

しかし、中小企業の学び方は成長こそ早いものの、やはりビジネス面での「知識」が足りないまま30代を迎えてしまうと感じたのです。

なぜなら、社内ツール、システム、取引先の多様性、優秀な社員の多さ故に学べることがたくさんある大企業と比較すると、やはり最初のファーストキャリアは大企業で正解であると思います。

私がITベンチャーに転職し働き始めた際にも、大企業での知識を生かし、成果をあげられたことは幾度となくあります。

ですのであなたもまずはファーストキャリアは大企業に入社するのがベストかと思います。

あくまで、どうしても行きたいベンチャーや中小企業がなければ、の話です。

就職活動はやればやるほど結果が出るゲームです。

頑張っていきましょう。

以上、どの企業が正解かわからない?失敗しないファーストキャリアの選び方。最初の就職は大企業一択!..でした。


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