起業家思考

【起業家思考】けんすうさんが語る「これからの優秀な人」

今回はキャリアを考える上で示唆に富んだ記事を紹介していきます。

大企業勤務の方やこれから転職、起業を考えている人に参考になるかと思います。

>>>「優秀なエンジニアの定義とは?」ー nanapi けんすうに訊く![1]

今回取り上げるのは、《nanapi》というWEBサイト料理、恋愛、仕事…など、さまざまなジャンルの「ハウツー(How to)」を集めたサイトを展開する会社の社長、「けんすう」さんのインタビュー記事です。

<けんすうさん紹介文>

紹介文

1981年6月2日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2000年に学生コミュニティであるミルクカフェを立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。2004年、レンタル掲示板を運営する株式会社メディアクリップの代表取締役社長に就任。
翌年、株式会社ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡後、同社にてCGM事業の立ち上げを担当。2006年、株式会社リクルートに入社、事業開発室にて新規事業立ち上げを担当。2009年6月リクルートを退職し、Howtoサイト「nanapi」を運営する株式会社ロケットスタート(現・株式会社nanapi)代表取締役に就任。2014年10月にKDDIグループにジョインし、現在、Supership株式会社取締役。

今回のポイント
・これからの時代、プログラマなどエンジニアも「ビジネススキル」を上げること必要がある。
・スキルは掛け算。プログラミング×ファイナンス×営業などできる人が優秀な人材。
・必要になってから必要な部分だけを学ぶ「遅延評価勉強法」が有効。
・長期的にみれば大企業に勤め続ける気でいるほうがリスキー。
・大企業は効率的なので仕事が分断されているので特定の仕事しかできなくなる可能性が高い。
・いまの時代投資するべきは自分のスキル。以前だと30歳くらいまで勉強していた分の貯金ターンで60歳までいけたが今だとそうはいかない。

1.スキルを磨いて掛け算を増やす

スキルを掛け算することの重要性についてけんすうさんもインタビューに答えていますね。

 

これって非常に大切なことで、常にビジネスに関心を持って、足りていないと思うスキルはどんどん学んでいくべきということです。

 

例えば僕の場合、新卒で商社に入った時にはなんのスキル(武器)もありませんでした。
そこで7年かけ、自分の不足分を補っていきました。

 

まずは海外(アジア)向けの輸出部署にいたので貿易管理、取引先営業をしていく中で自分の英語力の未熟さを認識し、必死に英語学習をしました。

 

関連記事>>>総合商社で働く場合、どれくらいの英語力が必要か?

 

この時点で貿易管理知識×営業経験×英語となります。

 

次は国内関係会社に出向し、商売自体は貿易と前の部署と同様でしたが子会社で五人のチームをマネジメントする必要がありました。

 

この際に、年上の人も部下というポジションになっていたので正直かなり思い悩みながらやってましたが、この際にリーダーシップに関する本はかなり読んで勉強しました。

 

その他、人事管理も手伝っていたので人材採用、人事マネジメントの本も読み漁った時期でもありました。

 

この時点で貿易管理知識×営業経験×英語×マネジメント×人事知識となります。

 

最後に異動した部署が資源投資の部署でしたので、ファイナンス、会計、税務を学ぶ必要があり、ここでもかなり苦しみましたが勤務後に毎日家の近くのファミレスで勉強していました。(笑)

 

転職前の段階で貿易管理知識×営業経験×英語×マネジメント×人事知識×ファイナンス&会計となります。(ファイナンス&会計は副業の不動産投資にも役立ちました)

 

この時点でIT関連の会社に転職し、今はWebマーケティングと社長の近くで経営マネジメントを必死に働きながら学んでいるところです。

 

僕のスキルの掛け算はかなり数が多いように見えますが、これは多いだけで一つ一つの知識は深くないんですね。

 

ですが、これから起業を考える僕にとってベースの知識があることは非常に大きく、今の会社でマネジメント、人事、ファイナンスの知識、経験を底上げしながらIT業界のプロフェッショナルを目指しているところです。

 

2.大企業で一つの部署の在籍期間が長いのはまずい

僕の場合、6年の商社勤務時代にたまたま異動が多かったので(ぶん回されていたとも言う)勉強しなければならないことが山ほどありました。

 

しかし僕のように短期間で3部署横断するケースは少なく、基本的に最高でも2部署、ない人は6-7年同じ部署の人もいます。

 

そう考えると、僕は(かなりきつかったですが)スキルを掛け算するという観点に基づくとかなり幸運だったと言えます。

 

広く浅くビジネススキルを学べたので、あとは業界をコレと決めて、スキルを底上げしていくというステータスまで持っていけたので、転職を決断しやすかったです(ポテンシャル採用だったけど)。

 

同じ部署に6年とか在籍になっていた場合、その分知識は深くなりますが、僕の場合貿易管理知識×営業経験×英語でスキルの範囲は限定されていました。

 

もちろんそこから外れて独学でファイナンスやらマネジメントを学ぶのは良いかもしれませんが、やはり実務という悩みながらアウトプットするのかしていないのかでは雲泥の差があります。

 

大企業勤務だと仕事も細分化されてしまっているので仕事に取り組む際には全体感を持って取り組む必要があります。

 

大企業にいる人は自分の部署の在籍期間が2-3年を超え始めたら積極的に異動を願い出るのをオススメします。

 

それが叶わないのであれば転職も早いうちに考えた方が良いかもしれません。

 

何よりも会社の仕事だけでスキルを高めていくのは難しいので、自主学習というインプットも意識する必要があります。

 

3. チャレンジの数が掛け算に貢献する

けんすうさんが記事でおっしゃっている、自己投資をどんどんして、仕事でも自分の守備範囲を超えて業務を遂行したり、会社の外で何かしらの活動をするなど、どんどんチャレンジをしていくことをオススメします。

いまの時代、投資するべきは自分のスキルです。以前だと30歳くらいまで勉強していた分の貯金ターンで60歳までいけたのかもしれませんが、今だとそうはいきません。何歳になっても勉強をつづけて、自分のスキルに投資しつづけないと、60歳までもたない世の中になっている気がします。

 

はりきっていきましょう。


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