こんにちは。
晴れて日系大企業に内定したあなたは、就活が終わった後に周りの友人に羨ましがられ、会社に入って1年目は仕事に慣れず少し苦労するもだんだんとコツを掴み会社にも慣れる、という経験をしたんじゃないでしょうか。
そして、ある日ボンヤリと自分のキャリアについて考える時間が増えてきた頃なのではないでしょうか?
そう、このフェーズの若手社員は大企業で出世するか、もっと成長ができる企業に転職すべきなのか悩む時期なのです。
正直僕自身もかなり悩みました。
待遇も恵まれていて、親に「退職を検討している」なんて言ったら勘当されそうなレベルで怒られました。
転職を考えているのであれば、まずは面接を受け、オファーを貰い、今の自分の置かれている状況を比較することになりますね?
結果的に転職する、しないに関わらず、転職活動は一度してみて、自分の市場価値を理解するのはとても大事です。
あなたの市場価値が低いことが判明すれば、もっと今の仕事を頑張らなくては、と取り組みに違いが出てくるはずですから。
今回はビズリーチ社によるヘッドハンターランキングで約1500人中第1位を獲得しているプロフェッショナルバンク/高本さんの記事を参考に、「転職成功とはどのようなことを指すのか」について書いていきたいと思います。
Contents
転職バージンは現実を見れていない事実
転職を考える時って、もっと給料を貰いたい、もっと休暇が欲しい、もっとレベルの高い仕事をしたいなど様々なメリットを考えますよね?
でも給料が上がればその分忙しくなったり、休暇を多くとれる会社に転職すれば給料は大きく下がったり、良い上司がいるからこの企業!と転職してもその上司がすぐに異動になったり会社を辞めてしまったり。
記事内では10の自分が希望する条件があるとして5個マッチすれば良い方であると書かれています。
満たしていると思っていた5つの条件が、面接官の話を聞いてみると2つになる場合もあります。
その後、以後の選考プロセスを辞退したところで何らリスクはないはずです。逆に、事前に自分で調べて5つ満たしていると思っていた希望条件が、面接を受けてみると6つも7つも満たすこともあり得ます。
例えば転職したい企業の条件が10個あったとしましょう。初めて転職活動をされる方はその10個を満たす会社を探そうとします。
しかし世の中、なかなか10の条件を満たす会社というのはないもので、仮にその10個を満たしていると思い、面接を受けても、自分がインターネットなどで調べていた企業の情報と現実との間にギャップを感じることがあります。
希望する条件が10個あるとしたら、半分の5個程度を満たしていそうであれば、まずはエントリーして実際に受けてみると良いでしょう。
満たしていると思っていた5つの条件が、面接官の話を聞いてみると1つや2つになる場合もザラにあります。これは僕の経験からもよくありました。
実は自分の置かれている環境はとても恵まれているんだな、と転職活動を通じて気づけば、納得を持って今の仕事に打ち込むことができるようになるでしょう。
私自身、転職の条件は限りなく経営者と近い距離で仕事ができることでしたので、そのほかの条件は全てダダ下がりでした。(笑)




内定(オファー)は意外と貰えない?
転職はいわばマッチングです。結婚と同じで、条件が合っていてフィーリングも合っていないと成立しません。
ですのでいくら優秀でもマッチしなければ簡単に落ちてしまうんですよね。
私の場合は条件が少なかったこと、他条件は大きく落としたのでオファーはいくつか出ましたが、普通の転職を考える人はそんな転職はしませんよね?
リクルートキャリアが転職者約2000人に調査したデータによると、平均20社近く受けても約半数が内定1社のみといった結果が出ています。
自分自身が思っているよりも意外と受からないもの、と思っていたほうがいいでしょう。
但し、転職活動は自分が企業に勤めながら進めるのが普通ですし、落ちて当たり前という精神状態で受けるのが良いかもしれませんね。
私も結構マッチングせずに何社か落ちましたよ。



どこにも受からなくても、それは「転職成功」である
転職活動でどこにも受からなかったという人も普通にいます。
私の前職の同僚も、5社受けたけど全滅~なんてザラでした。
条件がきつすぎるのもあるのかもしれませんが、これも実は成功です。
仮に転職活動をしてみて、すべて受からなかった、あるいは現職と比較して良いと思う会社がなかったということもあります。
これは、現実的には転職していないものの、転職活動を通して「今は転職できない/しない」という答えが導き出されます。
当面の間は現職で頑張って成果を上げていくしかないので、転職活動としては大成功だと思います。
結果的に、その企業でなんとか頑張っていくしかないと腹を括れますし、何よりも自分の中にあったモヤモヤがなくなります。
これって非常に大事ですよね。
僕も商社での勤務はとても恵まれていましたが、やはり隣の芝は青いではないですが、もっと良い環境があるはずだ、と長い時期思い悩んでいました。
それにかかるストレスはやはり大きかったです。
転職自体にはリスクはありますが、転職活動自体にリスクはない、と記事にありますがまさにその通りだと思います。
「聞いていた業務内容と違った」「会社の業績が悪化していった」「突然、希望していなかった転勤を命じられた」など転職自体にはリスクがありますが、転職活動にはリスクはありません。冒頭に紹介したように「35歳限界説」が崩壊し、好景気もあいまって人手不足の中、転職できる年齢というのは上昇傾向にはあります。
まずは、転職エージェントと会ってみて、相談し、企業面接を受け内定を貰ってもう一度悩むのが良いと思います。
どの転職エージェントに相談すれば良いかわからないという人は、私が以前書いた転職サイト記事を参考にしてもらえればと。





転職する勇気がどうしても出ないのであればまずは副業も視野に入れては?
転職先をベンチャーや中小企業を考える場合、大企業を辞めるので多少なりとも不安はありますよね。そのような人にはまずは副業をして「稼ぎ方」を覚えることをお勧めします。
大企業にいるとやはり分業制が敷かれるため、「稼ぎ方」「集客の方法」をなかなか覚えられないという現実はあります。
しかし、僕の経験から「稼ぎ方」「集客の方法」を覚えると将来への不安がかなり軽減します。そこで、週末などを利用し10%の力を副業に当てるというのは如何でしょう。
GoogleのCEOエリックシュミットも「社員は時間の10%を自分の興味のあるものを追求すべき」と主張しており、10%起業のアイデアはシリコンバレーに端を発しています。
先述しましたがサラリーマンは特に、組織の中にいると自身の力を発揮できないシステムの中にいますが副業を通して、本当の自分がもたらすことのできる価値を生み出すチャンスができます。
堀江氏がこれからは「多動力」とメディアでも大きく発言していて、大企業の業務だけをこなすのはリスクだと発信していますよね。
最近では副業を解禁し始めた大企業は少しずつ増えてきましたが未だに副業を禁止している会社が多いのは事実です。
これが副業をしようという会社員の歯止めになっています。
私自身、大企業の気持ちも十分に納得できます。副業社員が本業を疎かにしてもクビにできないのですから。

では企業に知られずに副業をするにはどうしたらいいでしょうか?
実はこの副業をするためにどのような手続きをすればよいかが説明されているサイトは山ほどあります。
何と言っても副業が発覚する理由はほとんど社員の住民税を企業が計算する時です。
ここは諸費用がほんの少しかかりますが税理士(相場は10万円くらい)などに相談すればいくらでも対策できますし、人知れず副業の種類もあります。
他には奥さんを社長にして、法人を作ってしまうという方法もあります。
つまり、やろうと思えばできる訳ですから、あとは行動するだけですね。
以上、転職活動をしている時点でそれは「転職成功」の理由!転職バージンはまずは現実を見よう。…でした!



